お葬式の相場

Google検索で「お葬式 相場」で検索をされたことがございますでしょうか?
やはり皆さん、お葬式の相場は気になりますよね。
では、Googleさんで広告以外で表示されるこの項目はなにか?

これはGoogleさんの検索結果でスニペットと呼ばれる小さいアプリがありまして、これが上記のように表示されます。厳密でいえば、コードなんですが、これが検索エンジンで勝手に反映されます。
詳しくは: https://support.google.com/webmasters/answer/6229325?hl=ja-JP

この数字を見ていただいてもわかるように、葬儀が半分、宗教者への対応が1/4、飲食が1/4。
どこを減らすかで変わります。

さて、このGoogle検索の中でちょっと気になる投稿がありました。
相場が100万円だとします(実際家族構成や会葬者数、お食事の数で本当の相場なんかありません)が、DIY葬儀で10万円まで下げれるというのが上がってきます。

葬儀の「定義」から考えましょう
すると、棺に納めて読経だけでよいのか、そして自分で火葬場に運ぶだけでよいのか。
きちんと儀式をし、少数で弔う、または家族・親族のみで弔う、大勢の人たちと弔うのか。
きちんと通夜をするのか、しないのか、食事を出すのか出さないのか、香典をいただくのかいただかないのかによって、100万の葬儀が10万になることはありえません。

しかし、トータルの出費がそれくらいで済むこともあります。
そもそも葬儀というのはいただく香典で賄うことが主流でしたが、バブルの時代に葬儀費用も上がっただけではなく、香典金額も上がったのも事実です。しかし、葬儀の費用だけが経済よりも降下が遅く、知らないうちに足が出る状態になったのも事実です。今は同じくらいかと思います。

さて、葬儀の費用でウェイトを占めるのは:祭壇、ホール代、飲食、葬儀社の人件費、喪主名でのご供花、宗教者へのお礼、霊柩寝台車です。切り詰めることによってかなり下げることができます。
祭壇はお花を少し飾るだけ、式場は借りずにご自宅で行う、飲食は参列者の人数を制限すれば(間近な親族のみ)、ご自身ですべてを手配、棺もご自身で手配し組み立てるかできたものを購入、お寺さんもお坊さん.comを利用し、その場だけの読経、霊柩寝台車(病院からご自宅搬送は自分で運ぶのが難しいのでかかりますよ)は自家用車で火葬場へ持ち込むなどをします。

しかし、都内では火葬料、骨瓶代、火葬場使用料、その他諸経費などが嵩んで臨海斎場ですら区外の方なら火葬料7万円+火葬待合室6万で合計13万は別途かかります。

http://www.rinkai-saijou.info/ryokin.html

ここで一つハッキリさせておきたいことは、100万円のご葬儀の内容とご自身の企画された10万円でのDIY葬儀は一緒ではないことです。10万円でご葬儀は100万円のご葬儀ではない。しかし、ご自身で対応されて見送ることによって葬儀社に任せて100万円以上支払う葬儀よりの価値と達成感はあるかと思います。

葬儀社は儀式の段取りを日常的に作業しており、すぐに対応できますが、確かに業務的になってしまうことがあり、死に遭遇された遺族の心の動揺からすれば薄情に思われてしまいがちです。
葬儀社にしたら、普通の葬儀も小さい葬儀も段取りはそれほど変わらないのも事実です。
しかし、金額によって、100万円のご葬儀の人、300万円の人、出棺葬のみの人を一緒にするわけにはいきません。

締めくくりに、Google検索をされると、各ページに少なくても3つ(最初のページの半分の検索結果が広告)が現れます。どのページも同様に広告が現れます。
葬儀業界はそんなに複雑なのか、そんなに乱立しているのか、広告を打たないとアピールできないのかと。

問題が多いのかなと思うことがかなりあります。
必要なのは、日頃からどうされたいか(エンディングノートを作るだけではないですよ)色々な葬儀屋さんにご相談ください。一人で行くのが心細い場合や不安な場合、ご家族がご一緒されるといいでしょう。

葬儀見積もり依頼を一括に頼んだとしても、同じ内容のご葬儀ではないことを理解していただきたいです。
車みたいな規格化された既製品ではありませんので。

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