葬式空き巣

どうやらまた空き巣の話題が流れてきました。
正直、お葬式(通夜を含む)ときに空き巣に入られると言うのは昔からあることです。
これは火事場泥棒と同じ、言語道断行為!

さて、昔は葬儀をやっていることがバレてしまうのは、表玄関に訃報案内の看板と矢来と言う竹で出来た囲いを張っていたからです。
そこで、悪徳返礼品業者が地域の暇な老人を雇って、情報を収集し、手数料バックし、粗悪な返礼品や大量のカタログを送りつけていた時代がありました。現にそれを引き受けたと言う地域の年配者から伺うことも出来ました。自分がやっていたことを今度は人にやり返されたと。
そのような人に限って、葬儀社が情報を横流ししていると決めつけてくる人たちも後を絶えなかったが、自分の身内のご葬儀の際に後日大量のカタログが送りつけられてはじめて後悔したと。

さて、本題

訃報案内の看板はいつ、どこで、誰の葬儀が執り行われるか明記されています。
昭和の時代ならよかったが、今では個人情報のダダ漏れに過ぎない。
実際は、業者が葬儀場に訪れて、お焼香だけ上げに会葬礼状をもらって帰る事態も発生したのだが、昨今それも少なくなった様子である。

その中で、切っても切れないのが、不在の住宅。
今ではホームセキュリティ会社が入っているご家庭が多いが、やはりすぐには来ない。
泥棒はそれを見越して行動します。

マンションなどの集合住宅ではオートロック付きなので入るには難しいし、エレベーターに監視カメラなどがついていて常時録画されているケースがあるので足が付くから入りづらい。しかし、一軒家の場合は簡単に入られてしまうことが多い。

葬儀社としては、やはりお通夜の時やご葬儀の時は誰かご自宅にいらっしゃって欲しいとお願いをしますが、そうもいかないのが現実です。少し前なら、テレビやラジオを点けっぱなしにしてご自宅を離れてくださいとお願いをしていました。今でも、物音や人影があると泥棒は入りづらい心境に陥ります。

最近の泥棒は知能犯で玄関のチャイムにガムテープを貼って鳴らしっぱなしにして出てこなければ留守だと言う手口を使ったりします。しかし、どうやってそのご自宅が葬儀をしているかわかるのか?それは、やはり葬儀場を見張っているのか、未だにお通夜で情報が書かれている会葬礼状を一枚もらって帰り、葬儀の当日に空き巣に入るのだろう。

最近では、香典泥棒もいなくなったのは、葬儀の当日、会計係の人たちがきちんとしている体制を整うようになったので、このような犯罪が少なくなったとも言える。

中には、通夜で参列者の顔をして地味な格好して、ネクタイは黒に変えて、通夜振る舞いを食べて帰る不届き者もいて、捕まえたこともあります。なぜそれがバレたのかと言えば、遺族のみの場で知らぬ人が飲食していたので、どちら様ですかと問い詰めたところ、発覚しました。

やはり、今ではIoTの力でバルブ型の監視カメラで自宅をネット上で監視することも可能になり、葬儀社はそのオプションを提供するべきだろうと。

それに関しては葬儀社の方々以外に一般の方々でも我が社へ言っていただければ対応はいたします。

 

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