NFDAのThe Good, The Bad, and The Ugly

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まさかこんなことを言われるとは思っても見てなかったでしょう。
そもそも、The Good, The Bad, and The Uglyって何?

答えは、マカロニ・ウェスタン、しかもみんなが知る、クリント・イーストウッド主演の「続・夕陽のガンマン」です。
さて、この映画とNFDA 2020 国際展示会がどう関係あるのか。

The Good: 良いこと
The Bad: 悪いこと
The Ugly: 醜いこと

つまりどんなことに於いてもこの3つの要素がある。
まして、今回は世界最大規模の葬儀社の専門の展示会がオンラインになった。
日本での綜合ユニコム社が主催のフューネラルビジネスフェア、TSO Internationalが主催のエンディング産業展のほうがたぶん、3日間で来場者数は多いかと思うが、セミナーのみに参加している人たちは圧倒的にNFDAのほうが多い。そして、それも日本を含め世界各国から。

さて、ここで誰がこんなことを言ったかというと・・・Connecting Directorsさんたちで紹介されたFuneral Nation のYouTubeです。
ある意味、ご意見番?

https://connectingdirectors.com/57912-convention-season-is-over-the-good-bad-and-ugly-of-virtual-conferences-funeral-nation-206

みなさん、忘れがちなのがもしこのイベントが今年の4月や5月に予定されていたならな確実に開催されていませんでした。
なぜならzoomはあったが、セキュリティの課題、それほどみんなが理解していない状況での運営(運営するとかったら、ある意味見切り発車)で確実に周囲も着いてこれずダメダメ展示会で黒歴史だっただろう。

はっきり言って、NFDAレベルのイベントを開催するにはとてつもない作業だったはず。
それをまとめるというのはハンパな作業ではなかったはず。
このレベルの高さのイベントを開催したというのは脱帽です。

まして、チャットも可能、質疑応答まで出来てました。
そこでセミナーを視聴し、単位まで取れるところまで。
これは、日本で出来るかと思うと、私は出来ないと思う。
これだけの人たちを集めて参加させたことでしょう。

同時に私はCEATECのイベントにも参加してました。
ハッキリ言って、失望しました。
セミナーどころか、内容は一方的に提示されて、リアルタイムでは何も得られなかった。
しかも予めに収録された内容が流されただけだった。
まして、NFDAにのイベントみたいに参加型のzoomセッションがあったら大きく変わっただろう。

CEATECの登録者数(無料だからね)が144,491人。
NFDAの登録者数は不明だが、10万単位であるかと思う。
毎年、それくらい訪れている(憶測)、しかも入場料がある:
Nonmembers

  • Full convention registration
    • On or before October 18: $249
    • On or after October 19: $299

私は10月18日以前に登録したので$249で参加した。
NFDA会員は$199であった。
通常の金額が約3万円前後なら、1日1万円換算として、どう考えるか。
それだけ価値あるものにしたいわけです。

悪かった(Bad)ことと言えば、実際、出展者と話すことが出来なかったことです。
つまり、多くのセミナーと出展者がいる時間と重なったことで、その後のチャンスがなかったことですね。

醜い(Ugly)こと?って言えば、本当にもう集まる必要があるの?っていうことになりました。
つまり葬儀も集まる必要があるの?
セミナーや会議はすでにオンライン。
葬儀もそうなる可能性がある。

そうなると、そこに携わる二次産業の人たちの仕事がなくなる。
つまり、価値が壊される。
そして、すべての価値観が変化せねばならなく、今までの葬儀の備品提供する会社も変化をせねばならない。
今、バーチャル(仮想)ミーティングに慣れすぎてきて、人間味を失いつつあるのだろうと。
これは、冠婚葬祭のスタンスから見たら非常に悪いことである。
まして、インフルエンザの時期でもあり、コロナはとうぶんなくならず、とうぶん「アフター」は来なく「ウィズ」て対応するしかない。

全体的なことを言えば、すごくよく出来たイベントでありました。
私が所属している日本葬送文化学会は11月24日〜26日までエンディング産業展に出展いたしまして、これは全世界で最初のリアル葬儀イベントとなります。