こちらは葬儀のビジネスの紹介などの専門チャンネルなのでビジネス観点からお伝えいたします。
日本の葬送ビジネスは現在、縮小しています。
パイは大きくなりつつありますが、葬儀規模が小さくなっています。
つまり、薄利多売のビジネスになっており、葬儀社も別の次元で考える必要が出てきました。
2020/11/24から三日間、東京ビッグサイト青海展示場AホールにてTSOインターナショナル主催の第6回エンディング産業展(ENDEX)が開催されました。
公式発表によりますと、来場者数は:
24日: 4625人
25日: 4774人
26日: 4508人
合計: 13907人 とのことです。
私は日本葬送文化学会の常任理事として毎年役員総出でお手伝い(本当にチャージが高いブース)で三日間参りました。
お手伝い頂いている企業さんには、仙台の清月記さん、名古屋の出雲殿さん、ハウスボートクラブさん、北進さん、セレマさんや、その他個人名なのでお名前を上げることが出来ない方々もおりますが、毎年お手伝いいただいてます。
数字を見ると、人数的には去年の半分くらいの規模でした。
しかし、この規模でも綜合ユニコム主催のフューネラルビジネスフェアの倍近くです。
残念ながら今年6月のフューネラルビジネスフェアはコロナ禍にて中止になりました。
来年は6月にこのENDEX及びフューネラルビジネスフェアが1週間違いで開催されます。
ENDEXは6月9日〜11日、フューネラルは6月24日〜25日の二日間。
延期されたオリンピックもあり、さらにお互い意識しあっている理由はあるでしょうけど、ビジネス面から見て、参加する企業としては溜まったもんではないことは言えてます。
さて、この状況、新しい文化とビジネスが生まれつつあります。
今までの葬儀とは違ったコロナ禍で生まれた葬儀システム。
大勢がどうやったらこの時代を生き抜くことができるか。
もちろん、デジタルに対応、遠隔への葬儀を放送することも、IoTを利用して双方向通信にてお参り、デジタル通貨にて遠隔からお香典をお渡し。
デジタル訪問帳により、後日にお香典返し、しかもそれもAmazonや楽天から届けられる。
デパートの包装紙は価値がなくなる時代です。
今までの葬儀に甘んじていた大手は茹でガエル状態で落ち武者に成り果てる。
新興宗教ではないが、この20年で起業した葬儀社が生き残る時代に突入。
今までの葬儀のやり方は消えて、文化の変化に対応できたところだけが生き残る。
お供え物が今までは脇役だったが、これが一気に前に出てきて、故人様へ送る祭壇となる。
葬儀屋さんは今よりもコーディネーター、そしてファシリテーターとなる時代が今回のエンディング産業展で感じました。
まして、私はとある企業と一緒にAIを活用したエンディングと協力できるところを探していました。
AIが司会、ファシリテートし、人間は創造に向けて動き出し、遺族へのグリーフケアの手伝いを行う。
遺品だけではなく、遺骨も違う形で供養する時代。
それがニューノーマルの時代の葬儀になっていく時代の展示会にも見えました。
個別の案内など色々とこちらで紹介して行きたいと思います。
yeyshonan.com では、もう少しゆるい形で技術を中心に話を進めたいと思います。
以上