葬送ビジネス Podcast 会社と商品知られている?
前回は価格と価値のお話でした。
お客さんは葬儀の価格しか見ていませんから価値をどう伝えるかが大切である。
今日のお話は会社が売れているか売れていないかです。
ジョハリの窓を一度でも聞いたことがあるかと思います。
ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが作った表(ジョンソンとハリスではなかった)
ある意味、これはSWOTチャートでもありますよね。
SWOTチャートって何か?
Strength (強み)、Weakness (弱み、Opportunity (機会)、Threat (驚異)
会社は知られている、知られていない
商品は知られている、知られていない
これをジョハリの窓のように縦横に4つの四角に当てはめます。
すると、
- 会社は知られていて、商品も知られている
- 会社は知られていないが、商品は知られている
- 会社は知られているが、商品は知られていない
- 会社は知られていないし、商品も知られていない
この4つの項目にわけることができる
つまりここで売れているか、売れていないかの差が生じる
一番残念なのは会社も商品も知られていない場合であり、ただの悪い在庫になってしまう。
できれば会社も商品(今回はご葬儀)の両方を知って欲しいし売れて欲しい。
ふざけた名前の商品を出している会社がある
みんなテレビのCMで一度は聞いたことがあるはずの製薬会社・・・
はい、「小林製薬」です
「あっ、小林製薬!」で終わる
つまりネーミングセンスは、正直、エグい(内臓脂肪にはナイシトール、男性の活力にはエディケア、おなかの張りにはガスピタン、サワデー、タムチンキ、パーシャルデントなど)。
でもCMの最初と最後に「あっ、小林製薬!」という音商標みたいなのが入る。
プレイステーション、メルカリ♪任天堂のピポーン!って言うのも同じで、それを聞くだけでそこの会社のブランドだなとわかる。
これが大切である。
葬儀屋さんの多くはTV CMを流すことはないだろう。
関東地区では武蔵野さんやくらしの友さんが流している。
実家の和田さんもTV CMをTVKで流していたことはこの前にお伝えした。
忘れられることが一番よくないことだ。
だからこそ、忘れな草の話がでてきた。
ジョハリの窓に当てはめると
1番の会社も商品も知られていることが望ましいが
例えばトヨタとプリウス、任天堂とスイッチ
2番の会社は知られていないが商品は知られているも悪くない
村田製作所、ロームやTEACみたいに、これらの会社の技術と製品がなけれiPhoneができないわkですよ。
組み立ては中国の深センでやっていても、パーツが作れないわけです。
ここで商品は何なのかを考えてみる必要がある
葬儀屋さんにしてみたら、商品は葬儀だが、果たしてそれだけか?
いや、実は商品は、斎場があるなら斎場も商品である
駅から徒歩1分か?それも商品である。
商品というのは、お客が持つ課題が解決されるものはすべて商品です
悩みの解消がビジネス
ビジネスになっていない場合は、伝え方に問題がある
それを解決してくれる人がコーチです
自分がどんなことを解決してくれるのかを発信していくことが大切です
しかも、相手が理解できるように伝えることです
葬儀社の場合は、葬送儀礼だけではなく、儀礼抜きの葬儀も今はあるわけです
逆に、そっちのほうが多くなっていることもあります
今日は、この辺りでお終いにします。
次回はコミュニティのNeedとWantの話をしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
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