お寺と葬儀社のマーケティングは似ている

たぶん、多くの葬儀社の方々が気づいていらっしゃらないと思うのは、お寺に親戚がいないからかな。
実は私の従兄弟が横浜のお寺の住職をしています。
彼は真言宗高野山派でが、どの宗派も関係なく今、お寺の維持管理で難しいかと。

築地本願寺

どうするお寺、どうする葬儀屋さん?

さて、今日のお話は葬儀屋さんのマーケティングと似ているのは「客よ、来い!」とは大っぴらに言えないし、客なのか弔問客(これも「客」)、ご門徒さんなのか・・・という議論が根強い。
更に役務は英語ではServiceという。

今回の話はそこの表面だけを話したいと思います。

サービスというのは二通りあり、日本人の意味では「無料で差し上げる」と単純に思われるが、本当の意味は「役務=奉仕」つまり、To Serveはしもべであることを意味する。

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この本は築地本願寺の代表役員・総務長(一般企業で言えば「社長」)の安永雄彦氏が書いた本です。
もともとは旧三和銀行(現三菱UFJ銀行)にお勤めで、その後鉄道会社などを経て、なぜだか僧侶になられた(僧侶にならないと本願寺で勤める(務める)ことができないからです)。

お墓に関してどう扱うか、どう改革していくか、日本人のタブー(死と宗教)を同時に考えて再建せねばならないからである。

この「築地本願寺の経営学」という本はとても参考になるのでご紹介した。
ぜひ葬儀屋さんにも読んで欲しいと思うのは、式場(箱物)を持つ葬儀屋さんとすごく似ているところがあるので、色々とアイデアが浮かびます。