Podcast 2021年度 エピソード24 カネさえ掛ければ楽になる

葬儀・葬送ビジネスポッドキャスト エピソード24 「カネを掛ければ楽になる」

今日は 2022年1月28日 です。

前回は昨年の2021年11月29日でした。

もう2ヶ月も前のことですね。
そして、前回の内容は「成功した葬儀社」でした。

成功した葬儀社はきちんとマーケティングを行っています。

そして、会員と掛け金を集めている時代ではないことを理解していますという内容でした。

葬儀・葬送ビジネスポッドキャスターの和田です

今日のお話は「カネを掛ければ」

誰でもカネを掛ければ立派な祭壇を作ることができます。
そして多くの花を入れることも可能です。
しかし、それって葬儀屋さんの得になるの?

ならないと思います。

お葬式というのは、遺族にも伝えたいのですが、おカネを掛ければ良いというモノではありません。
おカネを掛けたら盛大な葬儀ができたけど、それって誰の満足感なのか?
もちろん、遺族も盛大で立派な祭壇は嬉しいですよ。
しかし、もしそれが遺族のコスパ感覚に合わなければ、失敗とも言えます。
最後におカネを支払うときに渋ることはないですけど、あまりいい顔をしません。

お葬式ってのはそういうモノです。

お葬式で大切なのはコストが一番です。
ほとんどの葬儀社は追加費用がワンサカ乗せられます。

二重価格の例、そしてそれをごまかすために会員割引

たとえそれが小さい葬儀であっても、ナニこれ?っていうのがあります。

私が知っている大手の見積もりを見ても、え?と思うものが追加されています。

それって、お客さんが望んだモノ?

明朗会計にしたから許されるモノ?
明朗にしても、ナニがなんだかわからないものが追加されているよね?

その葬儀社、とてつもなく二重価格だよってのもかなり見ています。

マジに葬儀社の手は負えないです。

小規模で高収益にするにはナニが必要かというと、まず経費が少ないことです。

当たり前ですが、高収益には出ていく経費が少なければ利益は上がります。


次に店舗とオペレーション。
店舗はそこまで必要か?

Photo by Kaique Rocha on Pexels.com

今ではネットで充分ではないか?という意見すら見え隠れします。

しかし、葬儀屋さんは店舗が必要です。
そして、入りやすく、明るい店舗が。
私が知っているいくつかの葬儀屋さんはどう考えても入りづらい。
相談しに入るにも、ナンか二の足を踏んでしまう雰囲気です。

どう考えても話しかけにくい(相談にのってもらえそうない)雰囲気が店舗に出ている。

店舗は経費を掛けずに構築することが出来ます。

次にオペレーション
必要以上に人が入っていない、または必要に応じて人がいない。

どっちもマイナスです。

すべてコストに繋がります。

言うのは簡単ですけど、人件費を意識していただきたいです。

経営には最終的にコスト意識が大切です。

ただ、いつも忘れがちなのが「コミュニケーション・コスト」です。

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会話による行き違いが一番大きなコストです

まず、会社のゴールはどこか?

社長は社員と議論することがゴールではない。

情報共有が大切である。

社員との情報共有が大切であり、「ホウ・レン・ソウ」が大切である。

つまりなにかあっても報告しやすい職場であることが大切。
それを行うことで風通しの良い職場が出来上がり、社員もお客に対しての気配りができるようになる。


そして意思決定

意思決定は、方向性を示すことが大切である。

会社も社員も一つのゴールを目指すことができる。

最小コストで最大パフォーマンスを得るにはコミュニケーションコストが大切である。

それにより持続的利益が生まれる。

これを理解することで仕組みづくりが出来ます。

仕組みさえ作ってしまえば、あとは自動的に走ります。

これが大きなオペレーションコストです。


次に、コストを削減するにはという考えがおきます。

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例えばガソリン代、車両点検整備代、式場の光熱費、究極を言えば人件費。
人件費が一番高いはず。

電気代なら照明をLEDにして発熱と消費電力を抑えることも可能。
しかし、最近流行っているZERO円で交換できるというのは本当にお得なのか検討しましたか?

その他、太陽光パネルを入れるところもあります。
FIT制度が終わってしまったので、バックはあてには出来ない。
そもそも、太陽光パネルへ変換し、どれくらいの運営費が節約できるのか考えたことがありますでしょうか?

インバーターやパワーコンディショナーなどは定期的に交換する課題もあるますし、冬場や天気が悪い日は発電量はわずか、またはゼロ。

そういうことも考えて経営をせねばなりません。


都内で葬儀屋さんが乱立するのは、葬儀を手配するブローカーだからだったのです。
自前で設備を持つ必要がなく、亡くなる人もそれなりにいたからです。
そこに目をつけたのがポータルと呼ばれる会社で自ら大きいブローカーになりました。

この会社が大きくなったのは下請けになった葬儀屋さんから多額の手数料を取っていくのと、更に価格を押し付けた(独禁法に近いまたは抵触している)からでした。

それなりの代償を払ったこともあります。

さて、そこでおカネを掛けずに葬儀を運営するにはデザインです。
もちろんデザインを買ってくるというのもありますが、自社のブランドや式場に合うデザインでしょうか?

葬儀規模もコロナでどんどん小さくなってきています。

おカネを掛けてはいられない人たちと葬儀社もおカネを掛けてはならないのです。

すべての経営に関わることですが、コストを掛けずに運営するには見えない間接費が何かと考える必要があります。

お客さんも簡素化を望んでいるのに、仕組みづくりが出来ていないので無駄な動きが増えていることです。

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例えば、セットのモノは常にどの備品を持ち出せばよいかリスト作りまたは箱に入れておくなど。
何度も現場と会社や倉庫の行き来をしなくてもワンストップで作業が終わるようになど。

まず、ご自身の会社の業務を書き出してみてはいかがでしょうか?

どこに何を取りに行くとか、業務フローを見直してみるとか。

誰にどういう指示を出すかなどをフローチャートにして見ると本当に必要な作業かどうかが見えてきます。

そこで人の配置や、人の流れ、式場の流れなどが見えてきます。

意外と無駄が多いことがわかります。

そしてRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、つまり仮想知的労働者を利用して自動化に挑戦するとか。

今日のお話はここまでです。

実は、このエピソードを書き始めたのが3日前の25日からでしたがなかなか書くのに苦労しました。


まず、葬儀屋さんもお寺さんもメルマガをはじめませんか?

LINEでもよいのですよ。

公式ラインアカウントはかんたんに作れます。

メルマガ→資料請求→事前相談につながります。

Photo by Torsten Dettlaff on Pexels.com

伝え方が大切です。

メルマガで何を書けばよいのか?って悩みますよね。

ちょっと怖い怪談話や葬儀屋さんあるあるのネタや、本当かウソかわからないようなお話でも。
もちろん個人情報は書いてはならないけど。

文才ありませんか?

講師をZoomにて派遣します!

その仕組みづくりを別の機会に語りたいと思います。

当社の公式LINEアカウントは @jfuneral です

ぜひご登録ください

葬儀社というのは地場産業。
地域密着がもっとも大切な職業の一つでもあります。

八百屋さんやスーパーマーケットと変わらないです。

葬儀社の社員、一人ひとりが会社の広告塔です。
人材は宝です。

宝をより価値あるものにするのも、価値なきものにするのも社長の判断次第です。
さらに大切なことは、葬儀社もマーケティングする時代です。

マーケティングは、単なるホームページを作ったり、チラシを配ったりするだけではありません。

色々なSNSを使うことも大切です。
試して、自分に合うのを使い続けることがいいでしょうか。

そして、ネットで集客するのに必要なのは「ランディングページ」です。

当社ではランディングページの作り方の講習会なども行っております。

アップルのガレージバンドを利用してポッドキャストの作り方の講習会も行っております。

GarageBand 講座

そして最近、人気が上がってきたのがこのような音声媒体を利用したポッドキャストです。

クラブハウスからの影響もあるかと思いますが、やはりスマホの普及でいつどこでも聞けるということが大きいでしょう。

今日のテーマは「カネを掛ければ楽になる」でした。

ぜひポッドキャストのご登録を。

AppleのiTunes、Googleのポッドキャストでjfuneralとyeyshonanで検索可能です。


最後に少し私の本の宣伝を。

「死神と呼ばれた男」の本はアマゾン CO.JPで絶賛発売中です
英語版も出版いたしました。

日本外国特派員協会 FCCJ にて昨年9月29日に本の発表を行いました。
緊急事態宣言中、約50名の方々がお集まりいただき、更にネットからも見て頂いた方々もおりました。

会見につきましてはFCCJ公式YouTubeチャンネルで配信されますので、ぜひご覧くださいませ。

サムネイルで「死に方改革®」と「旅のデザイナー®」が表示されています。

次回もお楽しみください。

お届けは今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス・ポッドキャスターの和田でした。

ご清聴ありがとうございました。