Podcast  jFuneral Season 3 Episode 29 「人を動かすには その2」(アイデアを形にする)

「人を動かすには その2」
お葬式ではさまざまな人たちが動いてもらわないと何もならない
例え、それが家族葬どころか火葬場直行の「直葬」であっても。
直葬の場合は葬儀屋さんがほとんど処理をする。

「アイデアを形にする」シリーズ


しかし、その葬儀屋さんですら、対価を得ているから動くのであって、仕事として請負う契約があり、遺族から費用を支払ってもらえるということから発生している。

では、その遺族以外の関係者が自主的に動いてもらうにはどうするのか?


こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイイーワイの和田です
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。

今回は、葬儀社以外に一般の人へもアイデアを形にするお手伝いのポッドキャストです

いつものイントロ

デール・カーネギーの「人を動かすには」の話では


  1. 批判、非難しない、苦情を言わない
  2. 誠実な評価を与える
  3. 強い欲求を起こさせる

つまり人の行動は欲求にて動くことである。

Episode 28では8つのポイントを説明しました。
(画像とタイトルを間違えて29と出してしまいまして修正いたしました)

お葬式で、8つの要素すべては必要ないが、基本はこの要素はいま言った3つの自分の行動である。

葬儀でお手伝いをしてくれる人は、何かと義理人情があるからだと考えて欲しい。
生前、その亡くなった方に何らかのご縁があったからだ。
火葬場で、他の家族の世話をしますか?

しないでしょうね。

たまに、知り合いAと知り合いBとかのご葬儀が重なることがあり、火葬場で一緒になったりすることがありますが。

自主的に動いてくださる人たちへ何かあっても、批判・非難してはならないということです。

たしかにやって欲しくないことをされたらイラってしたり、ムッとしますよね。
しかも、意図的にサボタージュされて、すべてが台無しになってしまったら。
でも、そういう人は葬儀にはきません(身内以外は・・・)

つぎに誠実な評価を与えるという内容です。

難しいけど、「なぜ」その人がその行動を取っているのかを知ることが大切です。

上司のいうことを全く聞かない人がたまにいます。
上司どころか家族でもそうですよね。

何か、きっかけを作ることが大切です。

そのきっかけは「相手の心理的安全性を作る」ことです。

叱っていては始まりません。
対面で話し合ってもいけません。
報告、連絡、相談の「報・連・相」ではないです。
まず、普通の組織での報連相は上からのプレッシャーですから注意が必要です。

多分、その人が必要なのは「自己評価を高めてくれる人」が必要だからです。

お葬式でお手伝いをしてくださる人への配慮を忘れてはならないということです。

そして強い欲求を起こさせる
批判や非難せず、評価を与えるとその人は何かと心が満たされてきます。
そこでは相手の立場を理解することが大切である。
どういう心境でいるのかを。

つまり、相手が自分(つまりあなた)にやって欲しいことを言ってくれたらという願いが必要だ。

相手が欲しいものを与えることだ。

∑(゚Д゚)エ!? 矛盾していないか?

欲求を起こすのに欲しいものを与えるというのはニワトリと卵の関係みたいだ。
実は、相手は自分が欲しいものを理解していないことが多い。

それは、相手は思考停止しており「何故」を考えていないからだ。
それなら、相手の立場だったら自分(あなた)が何が必要かを考えて行動して欲しい。

マーケティングと同じように、何故かを知ることで人の注意をひくことが容易になります。


ホテルが最上階のスイートルームを限定1組のみに昼間、高級フレンチ料理のレストラン会場として貸し出している話を聞いた。

Photo by Iván Rivero on Pexels.com

普段、一泊85万円もする超高級スイートルームをお昼間ペアで8万5千円のディナーを提供するとどうなるか。
まず、一泊85万もするお部屋は滅多なことでは動かない。
動いているならすごいけど、ほとんどリップ・サービスだろうと思う。

しかし、そこで1/10の価格でディナーの提供はいかがか?
そしてお一人様追加料金が良心的なプラス21,000円で最大6名様まで。

Photo by Terje Sollie on Pexels.com

価値観が多様化のニューノーマル時代ですよ
出張もなくなり、宿泊も期待できない。
そうなりますと、周囲にいる人たちに利用してもらうことを考え出したわけです。

周囲の環境にもよりますが、東京都内ですらこの調子、地方へ行くともっと疲弊しているはず。

このディナープランは泊まることはできないけど、ちょっとしたことで活用したいですよね。
しかも15時から22時の間の最大6時間利用可能となれば!
ここでディナー(ハイティータイムから)商談ルームとしても活用できるではないか!

こういうのがマーケティングで、普段利用できないところを一目見る、そして食事まで。

お客への尊厳、欲望、承認欲求、もしかして野望まで満足させてくれたり。

ホテル側としても、稼働率が少ない部屋を有効活用
しかも、デイユースプランとはちょっと違うので、またホテルも気楽ではある。

実際、私としてはお客様にこういう法事の仕方もあるよと勧めたい(葬儀社にはまったく利益ないけど)。


マーケティングの立場からすると、人への行動を促すには相手を聞く努力(ある意味、能力)が必要だ。

そして、なぜそれを要求してきているのかを考える。
互いの利益と損失を表にしてみる

そこで相手のメリットを改めて提示し、本当は相手がどうしたいのかを今度は自分が先方に問うことが必要だ。

今日のお話は「人を動かす パート2」でした

最後までご清聴いただきありがとうございました。

そして、担当の鈴木さん、佐久間さん、山村さん、村岡さん、お付き合いありがとうございました。


当社の公式LINEアカウントは jFuneral 検索できます
ぜひお友達ご登録ください


jFuneral.com