ちょっと間が開きました
実は先月の6月24日に愛知東邦大学の国際ビジネス学部のお子さんたちに葬儀業界のお話をして参りました。
うちの子と同じ年齢で、今のこの子たちの考えと我々の当時に知っている世界のズレを痛感しました。
しかしながら、子どもは国の未来であり、どの時代でも我々から見たら素直でかわいいとつくづく感じました。
その中で葬儀業界は2兆円産業だというお話をしましたが、決してそんな世界じゃないよと。
そこには業者の取り分があり、トヨタやヤマダ電機グループ1社で賄う業界だよと。
今の葬儀業界はコスト競争だけだと確実に潰れます。
必要なのは差別化戦略
差別化ってなに?
どこでお葬式で差別化するのか。
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こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイイーワイの和田です。
毎度のイントロ
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。
葬儀社以外に一般の人へもアイデアを形にするお手伝いのポッドキャストです
まずPEST分析というのがあります。病気のペストではありません。
Politics、Economy、Society、Technology
政治・経済・社会・技術
これはマクロ環境の内容で、企業がコントロールできるものではありません。
まして、中小零細企業の集まりである葬儀社が。
しかし大切なのは、自社でコントロールできるミクロ環境に当てはめることができます。
変化の可能性や将来への可能性を自社内で短期、中期、長期戦略を考えることが。
実際、多くの葬儀社は長期戦略を考えることは滅多にないかと思います。
では、短期戦略の一つを考えてみましょう。
どれくらいの人たちが地域に住んでいて(転入と転出含めて)人口増減があるか。
そこで死亡者数というのもわかります。
例えば私が住んでいる茅ヶ崎市のホームページにはある程度のことが出ています。
リンクを書き起こしに貼っておきますのでご参照願います。
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/profile/tokei/index.html
そこで1日6.4人の死亡者数が2021年にあると判明。
同業者の数や自分の強みはと。
社会的に残念ながら、出生数が1日4.2人の市です。
しかし、転入が転出より多いというのも判明しました。
どこに攻めるかというのは地域の人口密度でしかものを言えないのでわかりにくいけど、少なくともそこの地域にいればその地域の風習や経済事情がわかるはずです。
大都市では、昼間の人口と夜の人口がまったく違うところもあります。
そういうところはあまり参考にならないから別の戦略が必要となります。
中期的に見た場合、民営の事業所数を見ると(茅ヶ崎市のデータが大変古いので問題がありますが)茅ヶ崎市としては減っているのがわかります。
つまり、産業が落ち込んでいると判明しています。
もう少しアップデートした内容が欲しいが、地域は衰退しているというのが見れます。
情報がアップデートされていないから、中期戦略として見るしかないわけですが。
私のような技術サービスをやっている会社はどんどん減っています。
実際、市が各地域で人口の多さを出しているので参考になるかと思います。
短期・中期戦略は人口の流れで予測を作ることができます。
とくにサービス業はどういう人の流れがあるかが大切なので。
まず、差別化とコスト戦略を考える前にPESTを見直して、自分の地域にどう当てはめることが可能か考えてみることが大切です。
何しろ、今の時代はアナログ情報とデジタルの融合の時代なので。
では、葬儀屋さんだけではなく他の職業の場合はどうなのか。
茅ヶ崎市みたいなところは、地域密着型でビジネスが成り立っているというのがわかります。だからこそ大企業もあまりない(ここでナニをするのかが大きな課題)のも。
大企業が多いと、そこには人は住まないのもわかります。
だが、工場などがある場合はどうか。
では、どういう人たちが工場勤務なのか。
高齢者ではありません。
比較的若い世代(働ける人たち)だというのも。
その人たちは、ほとんど葬儀をしない世代なので親も違うところに住んでいる可能性が高いとなると、マーケットが根底的に覆されます。
つまり市場というのをどのように客観視するかを考えて、マクロ(世界)とミクロ(自分の周囲)を見て判断する必要があることだけを自覚していただきたいです。
自分でコントロールできるものは何か。
もちろん、他人の行動はコントロールできないし、自分で市場開拓をすることを考えることも必要ですが、自分の中で一番コントロールできるのが、自分の会社で扱っている商品の数と材料の数です。
どれだけ、少なくするかで余剰在庫(もちろんバッファーは必要)と無駄を省くことができるかで、自分が身軽になることを知っていただきたいです。
本日も最後までご清聴いただき、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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