フレームワークを支えるのはブランディングである。
ブランディングというのはネーミング。
ネーミングはわかりやすくするほうがよい。
これまでPEST、SWOT、STPのお話をしました。
ある程度のフレームワークが必要だとおわかりいただけたでしょうか?
世界最大規模のブランドはLVMHグループです。
2021年の売上はグループの連結決算では、64.2億ユーロです。
日本円に換算すると約9兆円です。
トヨタ自動車が連結(ここも強調しますのでダイハツ、日野とかすべて合わせた数字です)で約31.4兆円(前年比に比べて15.3%増加!)。
車とハイジュエリーの差ではあるが、トヨタのレクサスが「ブランド」と思えるか?
そしてLVMHはファッションだけで成り立っているビジネスで、しかも人間が生きていくに必需品かと考えたら、答えはNO。
さて、そんな中、葬儀屋さんはどうしているのだろうか?
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こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイイーワイの和田です
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。
葬儀社以外に一般の人へもアイデアを形にするお手伝いのポッドキャストです
お葬式では、ブランディングというよりも説明が大切なものです。
敢えてブランディングする必要はあるのか?
残念ながら、今はお葬式も弔いもやらなくなってしまった時代である。
しかし、お寺や霊園にはブランドがあります。
増上寺や本願寺などの頂点に立つところや、青山霊園、鎌倉霊園など。
人気が高いからこそブランドにもなります。
では葬儀屋さんにはブランド力は必要だろうか?
答えはYESとNO。
YESは、個別商品をわかりやすくするために必要
NOは、葬儀社そのものがあぐらをかいてしまう可能性があるから。
私の知り合いの会社は飲食で30以上のブランドを持っています。
なぜなら、一つがダメージを受けても他を引っ張らないための戦略でもあるからです。
飲食業ではよくある話ですよね。
ホールディングス会社があり、(昔でいうコンツェルンとはちょっと違う–これは日本で言えば財閥であり、カルテルに近い)、いくつもブランドを分けているのを。
ゼンショーホールディングスがすき家、なか卯、COCO’S、牛庵、はま寿司や、スーパーなど含めて合計28ブランドを展開しているのを。
客層と出す料理によって分けているということです。
ましてゼンショーは介護事業までやっています。
葬儀社では、うちも過去にいくつもトライしました。
NPO、ナンちゃって共済、低価格葬儀、家族葬、一般などとして。
今のところ、組織が大きくなければ分ける意味がないと判明。
それだけ給与体系や出勤体系が複雑になるのと、不平不満が社員に出てきたからでもある。
しかし、商品をわかりやすく分けることは大切であることは明確だ。
そういう意味で、商品が会社のどのようなものなのかを明示するとお客さんはわかりやすくなる。
問題は、変な名前付けをしないことが大切で、一目瞭然であることが望ましい。
棺には、高級棺、普通の木棺、布張り棺などがある。
これらのランクに面に彫り物の数などがある。
二面、三面、五面など。そして彫り物のデザインや複雑性などもある。
実際、葬儀屋さんでもわからないものが多い。
骨瓶も同様である。
壺とカメには違いがある。
カメの違いは口の大きさで、壺は小さく、瓶は広くて大きい。
今の日本の骨壷はすべて骨瓶であり、そして骨瓶には陶器と磁器の違いがある
違いは叩けばわかる。
磁器は高く透き通った音で鳴り、陶器はドスンという音だ。
さらに非常に重たい大理石の骨瓶もあったりする。
お客さんだけでなく、売っている葬儀屋さん本人たちにもこういうのでわかりやすくランク付けをしていくことが大切だ。
自社の名前を作ってもいいが、メーカーとやり取りをしているときに照らし合わせる必要があるので、できればメーカー名で記述するほうがよいだろう。
なぜなら葬儀には細かい取り扱い商品が多いからである。
そもそもブランディングは消費者のイメージを高めるための差別化戦略である。
つまり、差別化というのは自分でいうのではなく、消費者が決めることである。
自分で「私はXXXです」というのがマーケティングで、
消費者から「あなたはXXXですね」というのがブランディング
だからこそ、消費者に自分への良いイメージを持ってもらうことが大切である。
その中で宣伝というのはマーケティングの言葉を最低でも三回伝えることです。
だからこそ、大切なことは三回いわないと伝わらないのです。
ちなみに、PR(Public Relations)は別の第三者(PR会社)に自分を宣伝してもらう。
つまり「あの会社はXXXです」ということを発信してもらう。
今日のお話はブランディングについてでした。
最後までご清聴いただきありがとうございました。
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