ペットのエンバーミング

「エンバーミング」はご存知でしょうか?

一言で言えば、感染予防対策のために血液を抜いて防腐剤を入れて、長期保存させる行為です。
これは米国で南北戦争で亡くなった兵士を地元へ搬送するために技術発展が進んだ遺体衛生保全技術です。
そして米国ではベトナム戦争で、それがほぼ完璧になりました。
あとはそれぞれ利用する薬剤の進歩だけと言っても過言ではないでしょう。

日本にもエンバーマーはいます。
私は何名も知っています。
そして、これは国家資格ではないということです!

つまり、日本国内では医師資格がなくても出来ますが、誰でもできるわけではありません。
中途半端なことを施したら死体損壊罪で問われることにもなるでしょう。

これをペットに施すということが最近多くなったとのことです

ワン・ニャンへの対応は獣医さんの資格が望ましい

わんにゃんへの鍼灸も同様で、動物愛護管理法において、本来なら獣医資格が必要で、勝手に任意団体が研修で民間資格を出してやるのは違法ですが、リフレクソロジーと同じ扱いになってしまっているのだろう。しかも罰則がこれに関しては見たことがない。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/outline.html

ワンちゃん、猫ちゃんたちにエンバーミングを施すのは何故だろうと。

10年、20年も一緒にくらしていたワンちゃん、猫ちゃんたちは自分の子供のようにかわいがっています。
奥様としては、長年罵声を浴びさせ続けられた亭主よりもずっとかわいいはず。
だとしたら、鄭重に葬ってあげたいはず。
旦那なんかゴミと一緒に出しておけって思う方々のほうが多いかと。

うちも昔はペット葬儀をやっていたので、亡くなったワンちゃんや猫ちゃんたちを逗子誠行社さん@小坪まで連れていきました。
ここでは動物専用の火葬炉がありますので、そこでうちのチャッピーとウサも火葬してもらいました。

人間もですが、すぐには火葬ができず、日数が掛かって、しかもドライアイスなどの処置と保管料が高くなるならエンバーミングをしたほうがいいときもあります。

愛するワンちゃん、猫ちゃんたちとずっと一緒にいたいお気持ちはわかります。
でも、日本だからこそ、きちんと火葬してあげてね。

まして剥製なんかにしないでね。
そして獣医さんに相談してね!