喪主を努めることはすごく苦労します。
喪主と施主の違いは何か?
喪主は亡くなった人の代表、施主は施行主でおカネを出す人。
通常、一般葬だと喪主と施主は一緒ですが、社葬とかになりますと、会社が施主になります。
だから、葬儀委員長を立てて、喪主は家族代表、そして葬儀委員長が会社代表で会長や社長などの役員を送ります。
喪主のお仕事ってどんなことかおわかりでしょうか?
来月の6月20日と21日にパシフィコ横浜展示場で綜合ユニコム社が開催する第26回目のフューネラルビジネスフェアがあります。(本来2020年が中止になったので、コロナがなければ第27回目になっていたはず)。
そこでは、こういう「喪主」「施主」の内容には触れないでしょうけど。
さて、喪主のお仕事は何か?
実はお葬式のすべてを決める人なんです。
費用、来客、お食事や飲み物の管理、香典の管理、香典返し(即日か後返しか)、どの様な式にするのか。
まして、宗教や宗派まで決めねばならないことも。
お花の順番、誰がどの位置に座るかなども。
家族紛争の内容でもあります。
通常、喪主が届け人になり、役所の業務もやります(葬儀屋さんが諸手続きを手伝いますけど)。
私は一度、とあるご自宅へ亡くなったおばあちゃんを寝台車に乗せて自宅へ連れて帰りました。
そこから葬儀の打ち合わせ。
亡くなったおばあちゃんはキリスト教。
ご主人は仏教徒。
しかし、玄関には大山ねずの命神示教会の飾りが。
私)ご主人、宗教はどうなさりますか?
妻の教会の友達、知らんねん(施主
私)教会へのご連絡は?
妻の教会の連絡先も教会の友達もわからんのよ(施主
私)大山ねずの命神示教会さんが祀られてますが?
うちの宗教なんだが、おれは知らんわ(施主
私)どうなさいます?
葬儀屋さん、決めてよ(施主
っという感じの会話です
施主も困る、葬儀屋さんも困る
まして、これからどうしたら良いのか
家族会議をする様子でもないし、家族は勝手にやってよって、葬儀に無関心
無宗教でやって、他の親族・遺族から文句を言われるのも施主です
多くの方々が自分が施主を努めることに難儀を示しています。
そもそも、なぜ喪主を努めることが少なくなったかというと、高齢化社会が起因しています。
皆さん、長生きだから葬儀に参列することがなくなったのと、自分が喪主を努めるときは他もヨボヨボだったり。
大変な時代です。
皆さん、今度お葬式に立ち会うとき、施主を労ってあげてください。