バーチャル司会者とバーチャルタレント

皆さんはどう思われるでしょうか、お葬式がバーチャルになったとしたら。

私が書くNoteの記事でトップ2の記事の一つがバーチャルアイドルの「AIアイドルは終活に使えるか?」です。

バーチャルアイドルとお葬式業界を結びつけたデザインの画像。中央に笑顔の女性がいて、背景にはカラフルな装飾とテキストが配置されている。
https://note.com/yeyshonan/n/n9e9e51d724e4

コロナ禍において、オンライン葬儀が普及するかと思いましたが、現実は厳しかったです。
なぜなら、お客さまたちは、「おカネ払うならイラネ」という判断でした。

6月のフューネラルビジネスフェアにてアルファクラブ武蔵野が「どうぶつの森」に似たセカンドライフもどきのバーチャル法要を展示しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070704.html

実は、葬儀社も本当はやりたくないと思っている会社もあるかと思います。
とくに小さい葬儀社で人件費とコストがかかるのと、回収の見込みが見えないからです。

バーチャル葬儀を配信するには、カメラを操作するカメラマン(キャメラマン)とリアルタイムで映像を切り替えたりするディレクター(監督)が必要です。
私みたいに、プロレベルで一人で音声、カメラ、スイッチング、そして配信までできる人はきっと200人に一人。
アマチュアレベルなら10人に一人とかいるかと思います。
すべての映像をバックアップを取りながら(ミス防止のため)に切り替えたりするのは至難の業です。

しかも、お葬式というTake 2ができない場面では失敗は許されません。


バーチャルタレントというのは昨日、今日に始まったことではありません。

伊藤園が2023年9月にバーチャルタレントを活用してCMを打ちました。
その後に野村ホールディングスも同様に。

緑茶飲料を持つ若い女性の広告ビジュアル、背景に都市の風景が広がっている。
伊藤園のTV CMより

タレントを起用するエージェンシーとしては賛否両論かと思います。
だが反対するのはタレントさんたちです。
自分たちを起用しないで、AIコンピュータグラフィックスが利用されるわけですから。

https://www.morningbrew.com/stories/2025/09/30/this-ai-actress-is-getting-calls-from-agent

まったくおもしろくないわけですよね。


これがリアルの「人間」みたいだから嫌がられているわけです。
更に映像ディレクターや広告主(スポンサー)の意向でどういうキャラでも作れるわけです。

スポンサーとしては、不祥事を起こすことないので安心感があるメリットが絶大です。
人間よりも扱いやすい。

夜景を背景に微笑む女性のポートレート。明るい都市の灯りが映える暗い空の中で、リラックスした表情を見せている。
Source: Particle6 Productions, Note: This image has been generated by AI

この彼女(AI)に広告代理店が起用したいと引っ張りだことのことです。
リアルの女優たちとしてはムカつくわけです。

それなら、この彼女がV Tuber アニメみたいだったら?
みたいだったらではなく、アニメキャラだったらどうか?

つまり、昔のPepsi Manみたいに明らかに存在しないキャラなら?

人に似ているか、似ていないかだけの違いです。
かわいいペットが擬人化して喋ったりしていたらどうでしょうか?


葬儀の世界でもバーチャル化は今後、現れてくるかと思います。

既に当社ではバーチャル墓地を販売しています。

「未来へ続く追悼の形、新ネット技術で永遠の想いを」

オンライン供養で、現在多くの方々から引き合いがございます。
霊園、石材店、寺院、そして葬儀社。

https://new-netgrave-y99a4a0.gamma.site

AIがここまで普及しはじめた時代に混乱は起きるのは当たり前です。

先日、「葬祭ジャーナル」でお伝えしたように、注意することは悪質な霊感商法です。

デジタル霊感商法に関する問題提起のイラスト。左側はグレースケールの顔、右側はカラーの顔。中央に注意を促すための「BEWARE」の文字がある。
霊感商法とは何か?

そもそも、お葬式に司会者は必要なのか?

私の友人(葬儀屋さん)の奥さまがお亡くなりになり、お葬式に参列しました。
そこで利用している司会者は、私からしたら落第点です。

どれだけ滞りがなく司会ができても、葬儀の司会には全く向かない人でした。

つまり、尻上がりのトーン。

「ご導師ニュウジョー!♪」

思わず、耳を疑いました。

このレベルか・・・きっと結婚式の司会もやっているアホなんだなって。
こういうのを雇っていたから、会社の評判も悪かったのかと・・・
葬儀の場でしたのと、ご主人となき奥さまとも親しかったので何も言わずに焼香をし帰りました。

これを考えたら、きちんとプログラミングしたバーチャル司会者、しかも形はモニター上だけでしめやかに登場すればいいだけだろうと。あとは、式場にいる担当者が適時案内をし、会葬者を誘導すればいいだけです。

つまり、今の航空会社でのセーフティー案内(シートベルトやライフジャケット装着)はすべてモニター越しで行っているのと同じではないかと。CAたちは、きちんと乗客のシートベルトが装着されているかなどのチェックを行えば済むだけ。

葬儀業界もそうあるほうがよいかと。

あとは、担当者が必要に応じて、改めて録画されている映像と案内をボタン操作で流せば済むこと。
それなら、新米でもできるわけです。

一番難しいのがお焼香のタイミングを把握することです。
それは僧侶との打ち合わせで引導を渡したあとなのか、会葬者の数が多ければ、お通夜が下手に長引くので、お経の長さと合わないので、前倒しタイミングをすることの了承だけでしょう。

今はRunway、WAN2.5、VEO3などを使って簡単に作れる時代です。

人間もAIに負けないようにしないといけない時代ですが、人間のほうが劣化している気がします。
AIは万能ではありません。
しかも、未だに試行錯誤です。

ハルシネーションが起こる理由はあります。
これは木曜日の Note にて配信いたします。

AIは日々進歩しています。
中小企業の多くがAI活用ができない(費用、ノウハウ、セキュリティ、必要性など)を懸念して導入出来ていません。
後日、当社が行っている研修プランをご案内いたします。

ぜひご検討を。


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