葬儀の費用は

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葬儀の費用ってなぜこの金額なのか?
今までブラックボックスだったとは言え、実はブラックボックスでもなかった。
ただ、わかりづらいことが多かった。
ザクっと言えば、葬儀には式典費用+式場費用+搬送費+飲食費+宗教者の費用である。
そしてアフターケアでお墓や仏壇・位牌の費用などがある。

では、その葬儀の式典費用と言うのは何か?

式典の費用と言うのは祭壇、生花、棺、骨瓶、備品(ローソクなど)、返礼品、そして人件費である。
多くの場合、祭壇の金額に葬儀社は人件費を組み込んでいる。
東京23区内の場合で東京博善社の火葬場を利用する場合は骨瓶は別途火葬場にて請求されるので葬儀社は式典費用には埋め込まない。変動するのは祭壇の大きさ(生花祭壇だろうが白木祭壇だろうが)、お棺の大きさや違い、利用している備品(会葬者の数)や返礼品の数がある。もちろん人件費だって葬儀の規模によりスタッフをどれくらい投入するかや、一級葬祭専門士を入れるか二級を入れるかバイトを入れるかでかなり違う。
返礼品(香典返し)は意外と大きいことも忘れてはならない。

式場の費用と言うのは、安置代と言うのも別途掛かる。
何日間故人様を預かるかでかなり変わってくる。それに必要な保冷処置代金(ドライアイスや冷蔵庫保管代)も掛かってくる。そして通夜と葬儀で利用される式場の金額も加算される。これは式場によって様々な金額がある。田舎なら安いだろうけど、都内なら高い。式場の大きさにもよるだろう。

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ドライアイス

「ドライアイス」って言うのは何故「ドライ」「アイス」と呼ばれるのかご存じでしょうか?
要するに「濡れない」からです。
通常のH2Oで出来た氷は0℃以上で一度、液体に戻ります。
しかし、ドライアイスは1気圧の状態で約−80℃から一気に気化(昇華)します。
つまり濡れないからです。

ここで「濡れない」と言うのはドライアイスそのもののことをいってます。
葬儀屋さんが1昼夜で利用する量は10Kgのドライアイスです。
そのドライアイスを包むとき、もちろん紙ともう1枚の保護シートを巻きます。
しかし、空気中にある湿気まで凍らせてしまいます。
これが、ご遺体を湿らせてしまう原因になります。

しかし、すでに温度が低く凍っているのでドライアイスを抜いてもすぐは湿ったりはしません。
葬儀屋さんがドライアイスを置く場所は、通常、お腹、胸、そして頭の周りです。
ここには臓器があるので、心肺停止後に血液から腐敗し始めるのでこれを停めるために重要なポイントを経験上(誰が教えたわけでもない)そこに配置します。
今はちゃんと葬儀学校などで理論的に教えますよ。

さて、この10Kgのドライアイスは10Kgの二酸化炭素でもあります。
10Kgだからと言って、甘く見てはならないのは、ドライアイスと言うのは気化したときの容積がどれくらいあるか・・・

http://www.lindegas.hu/en/products_and_supply/food_chilling_cooling/dry_ice.html

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お墓の引っ越し

知り合いからお墓の移転についてどうしたらよいのかと聞かれましたので書いておきます

「改葬」といいます

お墓の引っ越し(移転)は埋葬された遺骨などを持って他のお墓へ移すことです。
ここで必要なのは、お寺(墓地があるところ)の管理事務局だけではなく、各自治体の「許可」が必要となります。

つまり、勝手にお墓を移転することができません。

そこには「改葬許可申請書」と言うのを役所へ行って取り寄せねばなりません。
申請用紙は各自治体で異なることがありますので、記入例を上げることができませんが、役所に用紙をもらいに行ってください。

つぎに大きな問題が発生するのは、移転費だけではなく、お寺などでは、離檀費などが発生することがあります。これが高額な場合などがあります。

どうしても納得できないようでしたら、消費者センターや弁護士にご相談ください。

相場と言うのはありません。
なぜならそこのお寺の格式やそこに何年(何十年、何世代)に先祖代々のお墓があったかでも変わってきますので。

なぜ「改葬」が起きているのかといえば、一つはバブル時代に地方へお墓を建てた人が大勢いました。長期休暇のときに家族でバカンスもできるだろうと言うことで建てた人も少なくはありませんでした。このような方々の「負の資産」になってしまったことも少なくないでしょう。
逆に、このおかげで地方へ引っ越された方々もいらっしゃるから、今ある、元地元のお墓を閉じて(墓終いをし)地方で新しい人生を楽しまれるかたもおります。

どの道、「改葬」される人は一度「墓地埋葬法」をご自身で確認してください。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/ ← 昭和23年!(平成23年に改正)

第二条  この法律で「埋葬」とは、死体(妊娠四箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)を土中に葬ることをいう。
 この法律で「改葬」とは、埋葬した死体を他の墳墓に移し、又は埋蔵し、若しくは収蔵した焼骨を、他の墳墓又は納骨堂に移すことをいう。
「死体」を他の墳墓にと記述されています。
これは土葬を意味しています。
今の日本は火葬で遺骨のみを入れてます。
先祖代々の墓でなく且つ土葬でない場合では「埋蔵」となります。
そして、ロッカー式の納骨堂の場合は「収蔵」となります。
しかし、お墓で土を上にかぶせると「埋葬」になり「埋蔵」とみなされる(散骨の定義で争いました)厄介なことがありますので、勝手に自分でお墓を移転しないでください。
あと、もちろん、残された遺族や親族も関係するなら、ちゃんと改葬のことを話し合って合意を得てください。おじいちゃんへお参りに行ったら、お墓がなかった!なんてことにならないように!
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NFDA 2016 Expo

現在、米国のNFDA (National Funeral Directors Association) がフィラデルフィアにて業界展示会を開催中です。

http://convention.nfda.org/Expo

実は私も昔、NFDAに所属していました。
日本でも所属している葬儀社さんは数社あります。
何故なら、ここにて最新のエンバーミング技術などの情報を得られるからです。

あと、遺体衛生保全組織FIAT-IFTAでのTHANOS.ORGにも所蔵していたからです。
日本でもエンバーミングを施している場合、ここから詳しい情報を得ることができるからです。

今からだと参加には間に合いませんが、水曜日の26日(現地時間お昼の12時)まで開催しています。
場所はフィラデルフィア市中心部のコンベンションセンターです。
1101 Arch St., Philadelphia, Pa

来年はボストン(10/29〜11/1)なので、見学に参加したいですね。

 

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遺骨の扱い

日本では、よほどでないかぎり(特別な事情がある外国人とかでない場合)は人が亡くなりますと火葬します。
そして遺骨として戻ってきます。

今、問題となっているのは「ゼロ葬」と言うことです。
「ゼロ葬」と言うのは、葬儀を行わないと言うのではなく(もちろん「儀式」と言うのではなく、火葬のみの定義ですが)、そこには遺族すら立ち会わないと言うことで、「遺族がゼロ」と言うのが「ゼロ葬」のことです。

私が所属している「日本葬送文化学会」の2月の定例会にて岐阜県のメモリアグループの松岡会長のご講演の中でとうとう岐阜にまでも「ゼロ葬」が訪れてしまったかと。都会ではありがちなのは、人とのつながりが極端に薄れているのもありますが、岐阜の大垣まで浸透したことを驚かれているのが未だに脳裏に焼き付いてます。

先月9月21日のクローズアップ現代での放送( http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3865/ )にて紹介されていますが、埼玉で3万円で遺骨を一時的に預かる業者が、そのまま遺族と連絡が取れず、遺骨を自前で処分する羽目になる落とし穴に遭遇している(葬儀社としては、これに陥るのは目に見えている話なんですが)、ゼロ葬と遺骨の扱いが課題となっています。
YouTube映像はご自身でお探しください(正式のではないのでリンクは張りません)

余談になりますが、2月定例会の松岡会長のご講演はこのサイトでも紹介しておりました。
岐阜の葬儀社、葬儀のと目的と価値は?

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ご葬儀用の映像

無宗教葬と言うのが増えている中で映像を作って頂きたいと言うお方が増えています。
それは、間違ったことではなく、むしろ歓迎することなんです。
実は、無宗教葬だけではなく、普通の葬儀でも必要かと思います。
私自信が葬儀の担当をしていたころ、お客様からお写真をたくさん借りて写真とタイムライン上に乗せて、葬儀に合う著作権フリーの音楽と一緒に葬儀の前や後に流していました。

これは自分が保有する写真とビデオを組み合わせて約数分で作ったモノです。

今では、簡単に映像が作れる時代になりました。
そしてネットにも簡単につながる環境です。
ご葬儀だからこそ、お亡くなりになった方の写真とビデオを簡単に組み合わせてご紹介することをおすすめ致します。
業者によっては難しいこともお伝えすることもございます。
しかし、遺族としては簡単に残された貴重な映像をお見せしたいだけと言うのをなかなか汲んでくれないのが現状です。

葬儀のビデオだけではなく、何かのお祝いのビデオでも良いのでぜひご検討ください。
もし葬儀屋さんで試してみたいお方がいらっしゃるなら、ご指導いたしますのでご連絡ください。

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エンディングノート

世の中に無数のエンディングノートが存在します。
高級なものもあればメモ帳みたいなのもあります。
高級なものが良いのかと言えば、そうでもありません。
法的に必要最小限のことを書いておくことが必要です。

7月にフューネラルビジネスフェア、8月にエンディング産業展、そして昨日終活フェスタ。
毎月のように葬儀についての大きなイベントが開催されています。
毎回、出展している会社もあります。

さて、昨日の終活フェスタ(これについては別の投稿にします)でエンディングノートを比べるブースがありました。ただ、そこに置いてあるだけではなく、レーダーチャート式に、項目をわけて、分析してました。

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  • そもそも、終活をしていてエンディングノートとは何か?
  • エンディングノートとはどうやって書いていけばいいのか?
  • エンディングノートは誰に向けて書くのか?
  • エンディングノートはどこに保管すればいいのか?
  • エンディングノートは人に見られてもいいのか?
  • エンディングノートは更新する必要があるのか?
  • エンディングノートにページを追加したいけどどうやればいいのか?
  • 書きたい項目が見当たらないけどどうしたらいいのか?
  • いざとなったら誰がこれを見るのか?
  • 遺言書とどう違うのか?
  • 友達にはどう伝えたらいいのか?

こんな質問は初期の質問ばかりです。
専門家ですら、きちんと皆さまの質問にお応えするには時間がかかります。
この本をご参考にされると良いでしょう。

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エンディングノート

相続に詳しい弁護士 武内優宏氏の「もしもの時に安心 エンディングノート」

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仏壇に代わるもの

今、仏壇があるご家庭はどれくらいあるのだろうか?
首都圏では、一軒家で且つ仏間がないところではほぼ仏壇があるご家庭はないと思ってもいいだろう。
余程、昔から仏壇があるご家庭でない限り、とくにマンションにお住まいの方々は仏壇とのご縁は皆無に近いだろう。

私も、日本葬送文化学会の研修旅行や多くの展示会を参考にしながら、首都圏では仏壇が消える運命だろうとつくづく感じている。そもそも、仏間がない建物が多いだけではなく、あったとしても、仏壇を置く領域が土地(床面積)の費用対効果に合わず、そのスペースがもったいなく感じる人が多いはず。仏壇を置くには冷蔵庫1台分のスペースが必要だ。

今年のフューネラルビジネスフェアとエンディング産業展で仏壇メーカーさんが展示されていたのは言うまでもない。
仏壇と言うのは何か?そこを明確に打ち出せない限りは仏壇は今後、全国の主要都市で消えていくだろうと危惧している。
そもそも、仏壇と言うのは、故人の「家」でもある。
亡くなった人をそこに祀り(まつり)、生きている人たちと一緒に暮らす場所でもある。
祠(ほこら)が神様の場所でもあるように、仏壇は亡くなった人の身近なお参りする場所でもある。

うちも、実家が葬儀屋であり、子供の頃、仏壇を売っていたのを覚えている。
爺さまが、仏壇を仕入れて、展示していた時代があった。
会社名も「和田葬儀社」でもあり、「和田葬具店」でもあった。
仏壇以外に位牌や骨瓶もあった。今でも位牌は式場の打ち合わせ室に飾ってあり、お客様が実物を見ることができる。しかし、仏壇を置くとなると、広い式場でもやはりスペースが惜しくなる。もう20年以上前に事務所からは仏壇を撤去したし、管理が大変なので(埃だけではなく、置く場所によっては陽射しが当たるので色が褪せてしまう問題があり)すべてを撤去し、位牌だけを展示することになった。

前置きが長かったが、仏壇に代わるものがあるだろうか?
答えは「イエス」だ

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おくりたたみ

2012年に私のメインのブログで極東産機さんの「おくりたたみ」を紹介した。
https://yeyshonan.wordpress.com/japanese-funeral/funeral-biz-fair-2012/

今回も7月の「Funeral Biz」と「エンディング産業展」で展示されていまて、お話を伺うことが出来ましたのでご紹介いたします。

極東産機さんは特殊畳のメーカーさんであり、体育館や公民館などで利用される畳を作っている会社です。特殊仕様だからこそ、この発想が浮かび上がったのかも。

徐々に葬儀社さんも増えているそうですが(敢えてここで年間の出荷量は書きません)、まだ思ったほど流通しているわけではないそうです。

商品としては棺の内側より少し小さいので、簡単に入れることが出来る。
固い棺の底にご遺体を置くよりも(棺布団は敷くが)、やはり畳の柔らかいところに置きたいのが人情だと思う。

パンフレットはこちらより(Dropboxへリンク)
http://bit.ly/2chPbId

 

それと、誰も触れていないが、ドライアイスを横に置いた時に結露した大気を染みこませるので、変に棺の底も結露しないはず。実は、棺を運んでいる時、この違和感はたまったものではない。

この映像は2011年にFuneral Bizフェアにての紹介したモノです。

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お墓にQRコード

実は、これは新しいことではありません。
私の知り合いで、同じ日本葬送文化学会の常任理事を務める山梨県甲府市の「石の声」社さんがすでに8年くらい前から実施しており、海外でのニュースにも掲載されました。

これが当時の wired さんの記事です
http://www.wired.com/2008/03/japanese-graves/

さて、Googleさんで検索しますと、意外とその後、海外でも多くのお墓にQRコードを埋め込みメモリアルスペースとしてサイバーエリアを提供している会社があると判明しました。
日本では本当に石の声さんと今回エンディング産業展で出展した株式会社アイシーザライト(川崎市)が提供しているくらいなのかも。

さて、今回ご紹介するのは、(株)アイシーザライトさんの商品。
ワンオフと言うことで「合掌なび」と言う商品で5万円(税別)がかかり、更に永代サーバーと呼ばれるクラウドにデータを保存する(現在はSakura Internet)仕組みを取り、ホームページと言うのか、弔いの場と言うのかのエリアを提供してくれるとのことです。これが内容によって価格が変動しますが、最低でも55,000円からとなります。

QRコードはガラスに焼き付けられて、後ろ側はシートがあるので、墓石が御影石であっても複雑なQRコードと干渉しないようにできている。本来なら、タイルに焼き付けてしまうのが良いのだろうが、敢えて高級感をもたらすためにガラスに焼き付けたようです。

私としては、「御社がなくなったら(組織編成など事業閉鎖)このデータはどうなるの?」と伺ったら、母体の親会社が引き継ぐようになっていますと返事を頂いた。そこで、その親会社を調べて見ましたら、同じ川崎市内のソフトウエア開発会社の株式会社シャインテックであった。ここも大きくないな〜(社員50名弱)で、取引先が主にリコーと株式会社PROーSPIRE。

事業としては大きくないだろうが、石の声さんが先駆者で、海外ではこのアイデアはブレイクしているが、日本では未だに認知度が低いサービス、ぜひ上手く立ち上がって欲しい。

PDF化パンフをDropboxに保存しましたので、こちらをご参照ください
合掌なび パンフ PDF

 

 

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