国内の木材を使った東京の棺メーカー、染木商店

日本の棺には寝棺と座棺がありました。
寝棺はご遺体を寝かせて納めるもので、座棺は座らせて(ご遺体を死後硬直する前に体育座りさせて結く)納めて埋めるものです。
座棺は昭和のはじめころまで使われていた記録があります。
ウィスキーの樽みたいなものを想像して欲しい。
しかし、地域によっては昭和の40年の半ばまで使われていた場所すらあります。
何故、私がそれを言えるかと言うと、昔、実家のスタッフがあるお客のところへ納棺しに行ったら、ご年配の方がご遺体をぐるぐる巻きにして結いてしまい(もちろんすでに死後硬直)解くのに大変苦労したからです。さらにそこはまだ土葬していたので!

そんな中、昨夜(2018/07/19)の日本葬送文化学会定例会にて当会員でもある染木商店さんが国産の木材を使った棺に関して棺桶職人としてのお話をしてくださいました。

染木商店さんは現在三代目で祖父の時代から行っているとのことです。
創業は大正10年(1921年)にてご尊父様が独立されて今の会社があるとのことです。
私の実家同様に法人化は昭和の40年台になってからです。

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エコフィンの祭壇

昨日と一昨日に綜合ユニコム主催の葬祭業向けの展示会「フューネラルビジネスフェア2018」がパシフィコ横浜にて開催されてまして、そこで出会った商品の紹介を一つ。
実際、去年も展示されていたのですが、棺のみでは展開できないと踏んで(それは正しい判断)、コアな商品(棺)に付加価値をつけて今年は展示しました。

2018-06-29 11.14.52

ピアノか?って思わせるようなお棺です。

さて、これには何があるかと言うと、棺にそれに見合う使い回しが可能なゴージャスな棺台と飾りを乗せられる台です。
お棺を祭壇にすることが可能です。

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葬儀へのリテラシーって?

気になった記事がありましたのでご紹介いたします。
ライターがライフルホームズプレスの記事で、インタビューが公益社の方です。
公益社(燦ホールディングス)は日本葬送文化学会にてもご一緒させていただいている会社で色々と当方、ありがたくご贔屓にしていただいてます。

https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00782/

ホームズといえばライフルホームズさんです。

この記事で葬儀のマナーや手順に手間取った人たちのことを触れており、喪主の多くが葬儀において後悔していると。そして、後悔していない人たちは事前調査などをしてきた人たちであると。

つまり、記者はこれは葬儀リテラシーと名付けています。

そもそも、なぜリテラシーなのか・・・
そして、リテラシーを上げるにはどうするかは。

そして、公益社さんの狙いは?

記事で書かれている喪主の平均年齢は47.1歳!
実に若いんです。
47歳ですと、最近ではお子さんがまだ中学生の方も少なくないはず。
そんな状態で喪主という大役を務めねばならないわけです。
これは平均値です。若いひとでは20代の方もいらっしゃいます。
自分ではきちんと説明できていたつもりでしょうが、そうでもないことが多いんです。
場合によっては葬儀社の担当者もトンチンカンであることも。

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宗教家とはどういう人なのか

昨夜(2018/06/21)、私が所属し、常任理事を務める日本葬送文化学会の定例会にて久しぶりに柴田千頭男先生の講演を聞くことが出来ました。
先生のお話を伺うのは12年ぶりです。

当時(2006/11/29の定例会)でキャロル・サック先生をご紹介いただき、葬送と音楽について語っていただきました。

(このスクリーンショットは私の個人アーカイブより)

 

今回の定例会の内容は:

6月定例会のご案内「マルティン・ルターの生と死」~宗教改革500年にちなんで~柴田千頭男

柴田先生は今年で御年90歳になります。
当時12年前よりも眼光が鋭く、全く衰えを見せないお方で驚きました。

元ルーテル学院大学教員で現在日本葬送文化学会名誉会員柴田千頭男先生

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葬送の仕事師

ちょっと3年前の話の2015年6月18日ですが、日本葬送文化学会の定例会にてノンフィクション作家の井上理津子さんをお招きし講演していただきました。

3年経って、やっとこの本を読むことができるようになりました。
それは、あまりにも生々しく、私が葬祭業の中心にいたときの内容にかぶるからでした。

この本は、葬儀社にいる人たちがどのようにして葬儀社に勤めたの経緯、葬儀の現場でどのようなことをしているのかが書かれています。

 

さて、この本ですがアマゾンで購入できます。

なにが生々しいかというと、各都道府県で葬儀社と行政との関わりがきちんと書かれており、たとえば、変死体が発見された場合、誰がどう言う役割で動くかや、その時の葬儀社の担当の人の感情や精神状態や知識なども。

私が1996〜1999年まで所長をしていた「湘南斎場平塚」は現在、サンライフさんが経営する日本にヒューマンアカデミーに所有が移っております。当時の大家さんであった川崎の電設会社が倒産し和田グループもそこを立ち退きましたて、サンライフさんが物件を購入し、竹内会長が葬儀学校を開校。

そこには、葬儀社員を目指す若き人たち、それも大卒の人たちもいれば、実家が葬儀社で現場や今の葬儀の仕組み、そして業界と仲間(田舎ではそれがない)ので横のつながり(いわゆる同期か戦友)を得るためにと、本当の意味のご遺体への関わり合いと病原菌の知識を得るために日々勉強に励んでいます。そこを卒業すると経産省認定の二級葬祭専門士の資格を得ることができます。一級には実務が必要で、それ以外の試験があります。

昨今、百歳までの人生をどう生きるか、そしてどう幸せに過ごすかの時代です。
働き方改革など名ばかりだけで、システムと社会のメンタリティがまだベクトルが一致してない中、長寿社会で他人に迷惑を掛けない生き方を求められており、すべてが自己責任と言われてしまいます。

葬儀社で働きたいと思われる方々、さらに葬儀社は亡くなった人たちをどのように扱うのか、どうして葬儀社になりたかったのかを知る本です。

井上理津子さんの「葬送の仕事師たち」

 

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遺影はポートレイト

昨日、音声心理学を行っている友人が新しい講師のトレーニングのためにモニターさんを探しており、私のところへ案内が来ました。
時間の都合などもあり、誰でもいいわけではないので、簡単にネットで募集を掛けれるわけでもなかったのです。融通が利く知り合いであることが望ましいとのことで、結局私がモニターとなりました。

音声心理学は、声が発生する周波数分布にてその人の精神状態などを客観的に見ていく研究をやっていて、実は私も数年前に勉強をしていました。なので、自分の当時の波形などがどのようになっていたかも知っていたので、私としてもあれから人生が変わったので、見るチャンスでもあり、外人記者クラブの委員会から急いで戻ってきました。

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遺影は大切

私の会社名はワイ・イー・ワイ

ご覧の通り、イェイ!です。
もとと言えば、遺影のシステムを作る会社です。
当時、1993年ころにAppleがMacintosh Quadra 800やCentris 650を出しました。
これにて今までの写真をデジタルに変更いたしました。
そうすることによって写真屋さんでは間に合わないタイムリーなモノができあがるようになりました。
さらにその前はカラーコピーで拡大連写を試みて、パネル板に張り合わせてA1サイズまで写真を引き伸ばしていました。
しかし、FujiのKaleida A1のプリンタ(160dpi)とQuadra 800、それも8MBを搭載させたマシンにPhotoshop 2.0を走らせて作り出すように、そして通常の遺影には三菱の昇華型プリンタの出現により写真をデジタル出力することに成功しました。

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エンディング産業展 ハウスプラザ信越

棺と言うのは火葬してしまう。
しかし、最期は棺の中で人は寝る(昔は座棺ってのがあったが)。
そして、種類はピンキリだ。
キリの桐棺の下に更に圧縮段ボールで作られた木目調の「プリント棺」がある。
上には上があり、ピンの方は鎌倉彫まである。
はい、焼いてしまうのだが、棺を以って故人への尊厳を表したい思いもある。

「文の森プロジェクト」 by 株式会社 ハウスプラザ信越さん
 ここは日本の木材を使った棺を長野で提供している。

 

すでに長野の葬儀社に納めているのだが、値段はかなりする。
別に値段はその人の価値観だから問題ない。
日本の農林産業をよくしたいと言うハウスメーカーさんの心遣いから生まれた棺。

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エンディング産業展 OrthoMetals社

今年はオランダの会社が参加されていました。
こちらはお話を伺ったら、火葬で遺体から落ちてきたドロドロに溶けた貴金属を回収する技術をビジネスとしている会社です。

まず、日本は遺灰にするのではなく、遺骨にし、体の原型を整うように残す「遺骨保存文化」であり、すべてが粉々に落ちてしまう西洋とは全く異なる風習があります。まずここを理解していただきたい。
次に一つの火葬が終わると次の火葬が待っている。もちろん900℃以上で焼いてますので冷ます時間も必要ですが全ての炉が可動していた場合、それも次から次へとする状態であるなら、回収している時間が足らないのは言うまでもありません。

 

さて、火葬炉というのは900℃〜1100℃くらいまでの高温と風で棺を焼き払います。
熱風にて棺に入れた副葬品を飛ばして綺麗にご遺体を遺骨にします。
火葬が終わった遺骨はまだ炎のように赤く燃えてます。
少し経った(冷めた)ところで代表遺族を呼び、火葬したことを確認してもらいます。
何を確認するやら・・・

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エンディング産業展 第一衛材(株)

つい最近まで第一衛材さんの商品を知りませんでした。
実は、女性なら「スリムさら」と言えピンとくるでしょう。
その他はペットシートや介護用おむつ、医療用品など。

ここは吸収体を製造する総合メーカです。
当日はここでドライアイス・ガード(低温やけど防止用の包)と棺に敷く吸収体を展示してました。
何故、吸収体が必要かと言うと、棺の中に入れる前もそうですが、お亡くなりになった時、きちんと処置をしていないと多少なりに体液が漏れ出します。
葬儀社は漏れないようにドライアイスで固めますが、固まるまで、とくに夏の暑い日などはなかなかご遺体が固まりません。

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