3D印刷として最新テクノロジーだと思われるでしょうが、実際はこの産業は20年以上前から存在していましたが、やっと下々のところで認知されるようになり、産業のブレークスルーだと言われてまだ日が経っていません。
通常、我々が目にする3D印刷機は樹脂(ABS,PLA,PVAなど)であり、単色または2ヘッドで2色が多い。場合によっては樹脂を変えて色々な色をパーツごと交換したり、樹脂の質を変えて、支えとなる柱などを水溶性のPVAにして、出来上がったモノを液体(水ではない)の中に入れてPVAだけふやかして支えを溶かし取る方法が必要だ。
こちらを参考にしていただきたい:
https://yey-shonan.blogspot.jp/search/label/3D%20Printer
更に、最近私が注目しているのは金属製の3Dプリンタで、硬さと強度が必要な場合、真鍮を繰り抜いたり削り出したりするのが難しい場合、利用するできる製品だ。車のエンジンのパーツ試作品などはこれを用いてる。
さて、今回はセラミック製の3Dプリンタで作った骨瓶である。
実際、商品はセラミックであろうが樹脂であろうが、金属であろうが、客としては関係ない。
客が思った形をした製品であれば全く問題ない。材質は問わない。
逆に、骨瓶やメモリアルグッズである必要もない。
要するにただ一つの自分だけの置物であればよい。
このマーケットはあるはずだ。
特殊な文具入れであったり、植木鉢でもいいわけだ。
ただ、コストは掛かることは念頭に入れて欲しい。
つまり、それは「オンリーワン」だからだ。
今回、出展していたのが、米国ミネソタ州の「Foreverence社」である。
多くの著名人の骨壷(灰のみ)を入れる製品を作ってきた。たまたまあのプリンスの骨瓶が出来上がったので、写真を見せてもらった。
日本の葬祭業とマーケットが未開拓であり、市場も未知数でもある。
受け入れられるのか、どうかも手探り状態。
米国の死者の50%が現在火葬されている。
そのマーケットの一部でも反映されたらと言うことである。
そして、日本は私が99.9%火葬だよと伝えたら驚いていた。
しかし、日本人はよほど出ない限り、この手の商品に手を出さない保守的な民族であることも伝えた。
しかし、そこが面白い!
商品一つひとつがアートである。
作った人(遺族または自分含めて)この商品の思いと言うのがあり、ストーリーがある。
これをどう聞き出して、モノにするかが課題だ。
ちなみに、今日、日本人へ納品するモノを見せてもらった。
日本でも需要があるじゃない。
紹介は葬儀社からだそうだった。
[…] https://jfuneral.com/2016/08/25/3d%E5%8D%B0%E5%88%B7%E3%81%AE%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E9%AA%A8%E5%A3%B7/ […]