Podcast jFuneral Season 4 Episode 169 掘り下げる

とうとう年末になってしまいました。
皆さま、この1年はいかがお過ごしでしたか。
私は波乱万丈の一年でして、未だに日程的に綱渡りの日々を過ごしております。

お葬式の受注において、故人も施主も自分も何だろうと掘り下げることは大切です

それはビジネス案件においても、相手が何を意図しているのかを知るために必要です。
それをやらない限り、ビジネスは平行線にしか進みません。
そうしないと、お葬式の打ち合わせで、受注する葬儀屋さんが勝手に自分の思い込みで施主が意図しているお葬式と食い違ってしまうことがあります。

葬儀屋さんとしては、いつもの通りというのか、自分のやり方で式を進めたいわけです。
それも悪くないのは、実はお葬式には「出棺の時間」と火葬場に入る時間が決められているからです。
東京都の場合は、ちょっと事情が異なりますが、出棺の時間を決めて葬儀進行をしています。
それ以外の自治体では火葬場に入る時間は厳密でないといけないわけです。

そのために火葬の予約というのがあります。

そうすると、火葬場に入るタイミングから逆算すると、葬儀屋さんとしては、いつもの通りの流れにするほうが便利です。
お経はナン分くらい、お焼香をはじめるタイミングと参列者の数を見ながら、香炉の数を増やしたり減らしたりして、調整をいたします。
場合によっては繰り上げ初七日法要もやってしまう場合も調整いたします。

判断基準が葬儀屋さんにある限り、施主の言い分を考慮しなくなってしまいます。
その内容も葬儀屋さんは施主に説明義務が発生します。

では、物事において「違和感」があった場合どうでしょう?

「違和感」って言葉に出せない感覚ですよね。

どっかの会社のことで聞いた話ですが、相手から言われたことを「3回なぜ」と掘り下げろと。
まず、最初の1回目は表面的にしか考えていないから。
その表面的なことを理解できていないと最初から相手の意図を掴むことができません。

次に、もう一度。
もう少し深く考えようと。
特に重大なことにおいては「なぜ」が大切です。

Simon Sinekさんの「Great Why」がそこにあります。
「なぜ」が基本です。
しかし、そこで終わってしまったら、浅はかな結論にしか達しません。


再度、「なぜ」を掘り下げてみましょう。
重要な「何か」を発見することができます。
だいだい、最初と二回目は表面的な薄っぺらい内容にしか過ぎないからです。

下手したら「なぜを一度考えたらもうおしまい」ということで終わりかねないからです。
ビジネスにおいても裏に誰がいるのか、誰がステークホルダーなのか、お金がどう流れていくのかを発見できるところが三度目の掘り下げです。

そのおかげで相手は何を望んでいるのかが見えてきます。
すると、ビジネスを回すときに日本人が得意とするPDCAが回しやすくなります。

結果として、お葬式で施主がなぜこのような儀式をやりたいとかや、
このお話をしたいのかが見えてきます。


例えば、ご友人の葬儀でそういうことをやっていたのを見て、
自分もそれがいいだろうとかいうのではないはずです。
そこまで考えて葬儀に参列している人は滅多にいないけど、印象に残るお葬式はあります。
どこかに、施主の思いがあるはずで、その要望をつかみ取るのが受注者ではないでしょうか。

そして、時間の許す限りそれを実現させることが良いお葬式につながります。

出棺の日には時間がないかも知れません。
それならお通夜にその施主の要望を叶えてあげることもできるのでは。
施主がお通夜はなしでやりたいというなら、葬儀の時間を早めたり、出棺の時間を遅らせたり。
色々と対応が可能ではないでしょうか。
もちろん、他に色々な制限があるのは承知です。
しかし、それが相手には心地よさになり、自分には次の仕事にもつながり、別の仕事への紹介にもつながるのでは。

話を聞いて、実行することは「手段」であることを忘れてはならないです。
お客さんである施主にお葬式は、悔いを残さないことと、心地よく見送ることが目的ではありませんか?

本日のお話は「掘り下げる」という内容でした。

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ではごきげんよう。


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