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やはりAIは必要

今、世間一般で問題となっているのは、Google検索が崩壊していることです。
普通の人はそう思わないだろうけど、実際は広告がトップに出てきて、正しい検索が行われない状況です。
Google的にはビジネスなので仕方がないだろうけど、おカネで検索結果の優位性を表示していることに、世間は気づかない状態です。
若い人たちは基本的に検索をYouTube、TikTok、Instagram、Pinterestでする傾向があります。
そもそも、それって検索ではないし、正しい答えを絶対に導くことができない仕組みであることすら気づいていない。
葬儀業界はどうなっているの?
皆さんお気づきだと思うけど、世間一般の人が病院の待合室や霊安室で「葬儀屋さんを手配してください」と看護師さんから言われたら最初に行うのがネットでの検索ですよね。
まず、どこかの葬儀屋さんの会や互助会に入っていたとしても、連絡先を探しますよね。
その検索結果がトップに現れるのがGoogle広告です。
しかも、それが葬儀屋さんの連絡先ではなく、下手したらネットブローカーの連絡先だったりして、葬儀屋さんではなくブローカーへ電話してしまうことも。
まして、どこでもいいという結果なら、構わないけど、直接葬儀屋さんと話をしたかったところにブローカーのコールセンターにつながって、トンチンカンなことを言われたら、腹が立ちますよね。
実際、それでもいいと思う(考えていない)人も少なくないのも事実です。
だから、最初に表示されて、評価が高いところを頼んだりするわけです。
世間一般は広告であろうが、普通に検索順位が上がってきたのだろうが、気にしていなく、上から目を通すという心理を利用している。
実際欧米では、Google検索の60%が検索してもクリックしないという報告があがってきているが、これはGoogleの思う壺である。
この「クリックなし」というのは「ゼロクリック検索」と呼ばれていて、検索エンジンの向上により、検索エンジンから直接答えを得て表示していることを意味する。
例えば「明日の天気」でいちいち気象庁やウェザーニュースのホームページを紹介して、そこからデータを見てねというのではなく、「明日の天気」→「茅ヶ崎の明日の天気は晴れ、降水確率20%、気温最高温度31℃、最低温度24℃」って教えてくれる仕組みをいいます。
スマホの普及により、「クリックしないで答えを得る」ことです。
そのうち、「藤沢の家族葬」→「えにし」って答えてくれると嬉しいのだけど。
それにはどういう仕組が必要なのかを考える。
Googleにとって何が重要か
ゼロクリックも同様だが、ベースとなるのはDeep Learningされた情報だろうと。
多くの人がそこを見ているからという考えにも基づく。
そもそもGoogleのベースは「どれだけウェブサイトの一つの情報に人がリンクを張っているか」から始まったのを知っている人は少ないだろう。これを「バックリンク」という。
その後、SEOという概念が生まれて、どんどん進化した。
しかし、ベースとなるのは「情報源」の信憑性である。
タブロイド紙などが表示されないのは信憑性が低いからであり、重要ではないからである。
もちろん、エンタメとしては重要かも知れないけど、叡智を求めるところではない。
Googleとしては、会社に公式ホームページがあること、Google Mapに登録されていること(後述するMEOにも影響する)、そして葬儀社はネットブローカーが運営する「ポータルサイト」に登録があるかが判断基準とも言える。
さらにホームページでは、パラサイトサイトみたいにアクセスの多い別の会社のサブドメインなどにぶら下がっていてはならない。これはSEO的にNGである。
今ではグループ会社であっても、別のドメインを持つことが重要である。
では、ポータルサイトと契約していない葬儀社は?
「ポータル」は色々とあり、勝手に登録しているサイトもあるので「ネットブローカー」だけではない。しかし、ネットブローカーが半端なく広告費を出しているのと、アクセス数が多いので、事実上の「葬儀のポータル」である。
契約していない会社は残念だが、そこはSEOでガンバるしかなく、他のマーケティング方法を使うしかない。
つまり、地元で愛される仕事をし、イベントを開催し、シェアしてもらったり、PR TIMESを使ったりすることだろう。
これは「戦略」と一緒で、どれ一つを考えても一筋縄ではいかない。

先週、戦略のことを書いた。
「戦略」というのは「相手に買ってもらう」ようにするには、を考えることであり、
「計画」と違うのは「自分がほしいものを伝える」のではない。
戦略そのものは「相手をどう動かすか」を考えて、計画は自分がどう動くかである。
次にMEOというのは、Google Map への登録と、Googleビジネスプロフィールを充実させたり、式場内部の映像を公開したりすることだ。
更にMEOで大切なのは「自分の地域」を明記することである。
「藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町・鎌倉市」とか「横浜市瀬谷区・横浜市戸塚区・横浜市・緑区・横浜市青葉区」などときちんと明記することである。とくに大きな市(政令都市—神奈川県は横浜市、川崎市、相模原市の3市がある)は区をきちんと明記することが重要である。
私が訪れる青森県八戸市は巨大ホールのバトルロイヤルを行っている。
その場合、更に細分化するだけではなく、駐車場何台完備、除雪完備、警備員配置などの情報を記述することも重要だろう。もちろん、駐車場が隣接されていなければ、ここもきちとGoogle Mapに登録しておくことが大切。
Google Mapの問題は、一度登録されたら、そこの会社が撤退したり、偽情報を書かれたりした場合に訂正しようがない。その訂正も登録者に委ねられているから、登録者が法令違反をしていない限り(名誉毀損罪や悪意のある登録)Googleはノータッチである。
この場合、Facebookも同様であり、非常に太刀が悪い。
付録としてChatGPT-4oによる「小さな葬儀屋さんがMEOを使って式場をアピールし、ビジネスを成功させるにはどうしたらいいか考えて欲しい」という質問に対する回答をPDFにしてあるので参考にしてほしい。
さて、その「重要性」と「MEO」と「ポータル」、そこには顧客から「信頼」があり、これを掛け合わした内容をAIが反映する形になる。
「信頼」を得るというのは非常に難しい。
大切なことは、やはり代表者の意見や経験、そして一般の人が役立てられる情報を公開することだろうと。
ポータルサイトがなぜ信頼を得ているかというと、きちんとしたお客さまの評価が載っているからである。
よく評価の欄に文字数が足らないと却下されることがある。
それはなぜかというと、次に見た人のナンの役に立たないからからである。
「よかった」とか「楽しかった」などは主観的であり、何が含まれているのかが全く機能しないからである。
「温泉の温度が今までは熱すぎて数分とも入れなかったが、最近は41℃くらいになってゆっくりお湯に浸かることができて、身体をゆっくり解すこともでき、リラックスできた」など具体的に書かないと全く意味がない。
逆もしかりで「売店のお土産が17時に訪れたらすべて売り切れで、しかも残っているものはここでなくても買えるようなものばかり。人気がある商品なら週末だけでも多く仕入れてほしい。とても残念としか思えなかった。」とか書くことが重要である。
ある意味、その書くことが煩わしいというのもあり、最近では細かくレーティング(☆で評価)や数字で1〜10までのランクとかも流行っている。
ファミレスのアンケートはその仕組になっているが、ファミレスとかの場合は、お客様相談室だけが利用する仕組みで外の評価には繋がらない。
そういういう意味ではGoogle Mapの評価はなかなかいいが、これには嫌がらせとかを書かれると消しようがないので問題がある。食べログでも似た問題が発生し、訴訟案件までいった記憶がある。
AIが必要なのは、SEO対策とAI対策が融合している時代だからだ。
実際、お客さまが検索するのはGoogleが大半である。
検索エンジンのシェアとして、Perplexity.AIのプロモードを活用し検索したら、以下の回答を得られた。
検索エンジンシェア (2024年)
- Google: 約74.91% – 78.24%
- Bing: 約8.0% – 14.62%
- Yahoo!: 約9.17% – 15%
このデータからわかるように、日本ではGoogleが圧倒的なシェアを持っており、次いでYahoo!とBingが続いています。特にBingは、最近シェアを伸ばしている傾向があります
Perplexity.AI
7割以上のシェアを持つGoogleでMS BingがCopilotを提供するようになりシェアは伸びつつあるが、あまりにも低すぎることで、今のところ、Googleの一人勝ちであるのがわかる。
だからと言って、YouTubeもAIの検索が埋め込まれるようになる。
そうなると、既存のSEOは対策ができなくなるのと、先ほど説明した「バックリンク」という概念もAIによって機能しなくなる。
それはAIがYouTube映像の中を見て把握し、必要な情報だけを抜き取り検索結果として表示されるからである。それを考えると、葬儀社はYouTube対策をすることも重要である。
つまり、SEOは今後AI検索結果によって置き換えられる(すでに徐々に置き換えられている)ので、葬儀社は今からでもSEOではなくAIの使い方を学ぶことが重要である。
まとめ
Google検索は葬祭業に大きな変化をもたらすだろう。
AIの活用は避けられない。しかも、YouTubeまでに及んでくるから、YouTube対策も必要。
もちろんMEO対策もせねば葬儀社の存在価値がネット上で消えてしまう。
モバイル端末が増えたおかげでゼロクリック(答えだけが表示される仕組み)が生まれたので、その対応策も必要不可欠である。
信頼性を得ることが重要で、そこにはSEOやMEO以外にAIに訴求する内容でないといけない。
例えば50文字以上の評価や代表者からのためになる意見や経験、スタッフの存在が必要。
ご相談はこちらまで:
© 有限会社 ワイ・イー・ワイ 代表取締役 和田裕助
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