お葬式の準備を始めるにあたって、まず最初に何をすれば良いか

お葬式の準備を始めるにあたって、まず最初に何をすれば良いでしょうか?お葬式の準備を始めるにあたって、まず最初に何をすれば良いでしょうか?

お葬式は、故人を偲び、遺族が心の整理をするための大切な儀式です。しかし、突然の訃報に接し、何から手をつけて良いか分からないという方も少なくありません。ここでは、お葬式の準備を始めるにあたって、まず最初にすべきことを詳しく解説します。

1. 訃報を伝える範囲を決める

まず、故人の親族、友人、知人、職場関係者など、誰に訃報を伝えるかを決めます。同時に、訃報を伝える方法(電話、メール、SNSなど)と、伝える内容(故人の名前、享年、逝去日時、場所、葬儀の日程、場所など)も検討しておきましょう。

  • お伝えする必要がない場合もございます。
    とくに「家族葬」の場合は、周囲に連絡をされるのは控えめにされることも考慮してください。

家族葬を選択される場合、故人様と特に親しかった方々のみで、内々にお見送りをすることになります。そのため、訃報を知らせる範囲は限定的になることが一般的です。
たとえば、親族の中でも特に近い間柄の方や、生前故人様とごく親しくされていたご友人など、参列していただきたい方にのみ連絡を取り、それ以外の方々には事後報告とする、あるいは一切知らせないという選択も考えられます。

このような配慮は、参列者の対応に追われることなく、ご遺族が故人様との最期のお別れをゆっくりと過ごす時間を確保するため、また、会葬者の負担を軽減するためでもあります。
ただし、連絡を控えることによって、後日、訃報を知った方々から「なぜ知らせてくれなかったのか」というお気持ちを抱かれる可能性もございます。そのため、連絡範囲を決定される際には、ご遺族間で十分に話し合い、故人様が生前どのようにお付き合いをされていたか、また、ご遺族としてどのようなお見送りをしたいのかを考慮して、慎重にご判断いただくことが重要です。
「お知らせをしない」という選択はコロナ禍を経たことによってだいぶ世間から理解を得ることができました。

2. 葬儀社を選ぶ

葬儀社選びは、お葬式の準備において最も重要なステップの一つです。
複数の葬儀社から見積もりを取り、サービス内容や費用を比較検討することをおすすめします。故人の希望や遺族の意向に沿った葬儀を実現するためにも、信頼できる葬儀社を選ぶことが大切です。
お葬式の準備を進める上で、最も重要なステップの一つが、信頼できる葬儀社の選定です。複数の葬儀社から見積もりを取り、サービス内容や費用を詳細に比較検討することをおすすめします。
これにより、故人の希望や遺族の意向に沿った、心に残る葬儀を実現するための最適な選択が可能になります。

具体的には、以下の点に注意して比較検討を進めましょう。

  • サービス内容の比較: 葬儀社によって提供されるサービスは多岐にわたります。
    例えば、通夜、告別式、火葬の手配はもちろんのこと、遺影の準備、供花の受付、会食の手配、返礼品の準備、さらに法要や納骨に関する相談まで、どこまで含まれているかを確認しましょう。オプションサービスについても、事前に確認しておくことが重要です。
  • 費用の比較: 見積もりは、総額だけでなく、項目ごとに詳細に比較することが大切です。基本料金に含まれるもの、追加料金が発生する可能性のある項目(例:安置料金、ドライアイスの追加、遠距離の搬送費用など)を明確にしておきましょう。安価な見積もりでも、後から追加費用が膨らむケースもあるため、注意が必要です。
    注意していただくのは、ご遺体の預かり(安置)費用で日数がかさむことです。
    非常に高額な請求をする葬儀社もありますので、ご確認ください。
    火葬場の予定や打ち合わせ日程の日取りで安置日数が増えることがありますのでそのようなことも費用の確認をしてください。
  • 担当者の対応: 葬儀は、遺族にとって精神的に大きな負担となるものです。親身になって相談に乗ってくれるか、質問に対して丁寧に説明してくれるかなど、担当者の対応は非常に重要です。信頼できる担当者であれば、不安な気持ちを和らげ、安心して準備を進めることができます。
  • 実績と評判: 創業からの年数や、これまでの実績、実際に利用した方の口コミや評判も参考にしましょう。インターネットのレビューサイトや、地域の口コミなどを確認するのも有効です。
    レビューサイトも目安にはなりますが、やはり担当者の姿勢にもよります。
  • アフターサポート: 葬儀後も、法要の手配や仏壇・仏具の購入、相続手続きなど、様々な手続きが待っています。葬儀社によっては、これらのアフターサポートも充実している場合がありますので、必要であれば確認しておきましょう。

故人の生前の希望を尊重し、遺族の心に寄り添う葬儀を実現するためにも、焦らずじっくりと葬儀社を選び、悔いのないお見送りをすることが何よりも大切です。

3. 葬儀の形式を決める

お葬式には、一般葬、家族葬、一日葬、直葬など、様々な形式があります。故人の生前の希望や遺族の意向、参列者の人数などを考慮し、適切な形式を選びましょう。
お葬式の総予算の配慮もお忘れなく。そのためにどのようなお葬式を営みたいのかご検討ください。

4. 遺影写真を選ぶ

故人を偲ぶための大切な遺影写真を選びます。故人の人柄が伝わるような、生前の素敵な写真を選ぶと良いでしょう。写真を加工するのにお時間がかかることもありますので、ご理解願います。
写真から映像を作ることも可能な時代になり、それも要望があれば作ることも可能です。
故人の人柄が伝わるような、生前の素敵な写真を選ぶことは、お葬式を故人らしいものにする上で非常に重要です。
遺族や参列者が故人を偲び、生前の温かい記憶を共有できるような写真を選びましょう。

写真の選定にあたっては、以下の点にご留意ください。

  • 故人の笑顔や活き活きとした表情が写っている写真:故人が最も輝いていた瞬間の写真を選ぶことで、参列者に良い印象を与え、故人を明るく見送ることができます。
  • 故人の趣味や特技がわかる写真:故人が生前熱中していたことや、その人らしさを象徴するような写真を選ぶと、故人の人柄がより伝わりやすくなります。
  • 家族や友人との思い出が詰まった写真:故人が誰かと一緒に写っている写真を選ぶことで、故人との関係性や、故人を取り巻く人々の温かさを表現できます。

これらの写真は、単に選ぶだけでなく、お葬式の準備期間中に加工が必要となる場合があります。例えば、色調補正、トリミング、背景の調整など、写真の品質を高めるための作業には時間がかかることがありますので、余裕を持って準備を進めていただくようお願いいたします。

また、現代では、単なる写真の展示にとどまらず、それらの写真から故人の生涯を振り返るような映像を作成することも可能です。
ご要望に応じて、以下のような映像制作を承ることもできます。

  • スライドショー形式の映像:故人の生前の写真を時系列に並べ、BGMと共に流すことで、故人の人生を感動的に振り返ることができます。
  • メッセージVTR:故人と親しかった方々からのメッセージや、故人に関するエピソードを盛り込むことで、よりパーソナルで心温まる映像を制作できます。
  • 故人の趣味や活動を紹介するドキュメンタリー風映像:故人の生前の活動や、情熱を傾けていたことを紹介することで、故人の多様な側面を参列者に伝えることができます。

これらの映像は、お葬式の式典中に上映することで、参列者の心に深く響く感動的な時間を提供し、故人を偲ぶ上で忘れられない思い出となるでしょう。
写真の選定から映像制作まで、ご不明な点やご要望がございましたら、当社にお気軽にご相談ください。故人を最高の形で見送るためのお手伝いをさせていただきます。

5. 故人のエンディングノートや遺言書を確認する

故人がエンディングノートや遺言書を残している場合は、その保管場所と内容を確認しましょう。
葬儀に関する希望や、財産分与に関する指示などが記載されている可能性があります。
遺言書が書かれている場合、どのような遺言書が書かれているのか(自筆証書、公正証書、秘密証書)や保管場所の確認も怠らないように。
今は公証役場でも預かってくれますので、その確認も必要です。
エンディングノートは法的効力がないことも理解し、葬儀の営み方のガイドラインとしてご利用ください。

6. 役所への手続きについて確認する

死亡届の提出や、火葬許可証の申請など、役所への手続きが必要になります。葬儀社が手続きしてくれる場合もありますが、事前に確認しておきましょう。
犯罪防止のために火葬場の予約は登録業者でしかできないところが多いので、この場合は葬儀社に手続きをしてもらうしかありません。

7. 喪主を決める

喪主は、葬儀を取り仕切り、故人の供養を行う大切な役割を担います。故人との関係性や、遺族間の意向などを考慮し、適切な方を喪主として選びましょう。
多くの場合は、お葬式のときに喪主が決まることが多いので、押し付け合うのではなく、互いが納得できる形で遺族の中で喪主を決めてください。

8. 宗教・宗派について確認する

故人の宗教・宗派によって、葬儀の形式や儀式が異なります。事前に確認し、それに沿った準備を進めましょう。

故人の宗教や宗派は、葬儀の形式や儀式に大きな影響を与えます。

仏教、神道、キリスト教など、それぞれの宗教には固有の葬儀のしきたり、読経、祈り、服装の規定があります。
例えば、仏教では通夜、葬儀・告別式、火葬、そして忌明け法要と進むのが一般的ですが、宗派によって本尊や戒名の授与の仕方が異なります。
神道では、神葬祭として故人を家の守護神とする儀式が行われ、玉串奉奠が特徴的です。
キリスト教では、カトリックとプロテスタントで聖歌や祈りの内容、聖餐の有無などが異なります。

これらの違いを事前に確認することは、故人への敬意を表し、遺族が安心して故人を見送るために不可欠です。葬儀社との打ち合わせの際には、故人の宗教・宗派を明確に伝え、それに沿った祭壇の設営、僧侶・神職・牧師の手配、引出物や香典返しの準備など、詳細な計画を立てることが重要です。また、参列者に対しても、宗教・宗派に合わせた案内や配慮をすることで、滞りなく儀式を執り行うことができます。


大切なことは、所属している宗教団体(寺・神社・教会)などにお葬式の都合などの確認を怠らないことです。所属していない場合、無宗教葬や音楽葬などの選択もあります。
寺院・教会との日程の都合もありますので、葬儀社と日程の都合も確認願います。

これらの準備を始めるにあたって、一人で抱え込まず、家族や親族と協力しながら進めることが大切です。

また、葬儀社の担当者に相談し、アドバイスをもらうのも良いでしょう。


こちらはチェックリストなのでご利用ください:

お葬式の準備と手続きの完全ガイド:もしもの時に慌てないために

お葬式は、故人を偲び、遺族が心の整理をするための大切な儀式です。しかし、突然の訃報に接し、何から手をつけて良いか分からないという方も少なくありません。このガイドは、もしもの時に落ち着いて行動できるよう、必要な準備と手続きを順を追って解説します。

ステップ1:ご逝去直後、まずやるべきこと

最優先事項です。落ち着いて一つずつ対応しましょう。

  1. □ 死亡診断書の受け取り
    • 病院で亡くなった場合は医師から、ご自宅の場合はかかりつけ医または警察の監察医から受け取ります。
    • 注意点: この後の手続き(死亡届の提出、火葬許可証の申請)で必ず必要になる原本です。紛失しないよう大切に保管してください。
  2. □ ご遺体の安置と搬送の手配
    • ご遺体をどこに安置するか(ご自宅、斎場など)を決め、葬儀社に連絡して搬送を依頼します。
    • ポイント: この時点では、葬儀を依頼する葬儀社が確定していなくても構いません。まずは搬送だけでも依頼できる葬儀社を探しましょう。
  3. □ 近親者への連絡
    • まずはご家族、ごく近しい親族に訃報を伝えます。詳細な日程が決まっていなくても、まずは一報を入れましょう。

ステップ2:葬儀社の選定と打ち合わせ

葬儀の骨格を決める重要なステップです。

  1. □ 葬儀社を選ぶ
    • 故人やご遺族の意向に沿った葬儀を実現するため、信頼できる葬儀社を選びます。複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
    • 比較検討のポイント:
      • サービス内容: どこまでがプランに含まれているか。
      • 費用: 見積もりの総額だけでなく、項目ごとの詳細(特に安置費用や追加料金の有無)を確認。
      • 担当者の対応: 親身に相談に乗ってくれるか、説明は丁寧か。
      • 実績と評判: 口コミや地域の評判も参考に。
      • アフターサポート: 葬儀後の法要や手続きの相談が可能か。
  2. □ 喪主を決める
    • 葬儀を取り仕切る中心人物を決めます。故人との関係性を考慮し、ご遺族間で納得できる方を喪主に選びましょう。
  3. □ 葬儀の形式と内容の決定
    • 葬儀社と打ち合わせを行い、具体的な内容を決定します。
    • 決めることリスト:
      • 宗教・宗派の確認: 故人の宗教・宗派に沿った形式(仏式、神式、キリスト教式、無宗教など)を決めます。菩提寺などがある場合は、この段階で連絡を取り、僧侶の都合を確認します。
      • 葬儀の形式と規模: 参列者の人数や予算を考慮し、形式(一般葬、家族葬、一日葬、直葬など)を決定します。
      • 日程と場所: 火葬場の空き状況と僧侶の都合を考慮して、通夜・告別式の日程と場所を決定します。
      • 遺影写真の選定: 故人らしさが伝わる写真を選びます。写真の加工に時間がかかる場合もあるため、早めに準備しましょう。ご要望に応じて、スライドショーなどの映像制作も可能です。

ステップ3:関係者への連絡と諸手続き

葬儀の準備と並行して進めます。

  1. □ 関係者への訃報連絡
    • 葬儀の日程と場所が確定したら、親族、友人、知人、職場関係者など、訃報を伝える範囲の方々へ正式に連絡します。
    • 注意点: 家族葬の場合、参列をご辞退いただく方々への伝え方にも配慮が必要です。葬儀後に報告することも検討しましょう。
  2. □ 役所への手続き
    • 死亡届の提出: 死亡の事実を知った日から7日以内に、死亡診断書を添えて市区町村役場に提出します。
    • 火葬許可証の申請: 死亡届を提出すると、火葬許可証が交付されます。
    • ポイント: これらの手続きは、多くの場合、葬儀社が代行してくれます。事前に誰が行うかを確認しておきましょう。
  3. □ 故人のエンディングノートや遺言書の確認
    • 故人が残したエンディングノートや遺言書がある場合は、内容を確認します。葬儀に関する希望が記されている可能性があります。
    • 注意点: 遺言書は形式によって法的な効力が異なります(特に自筆証書遺言は家庭裁判所の検認が必要な場合があります)。エンディングノートはあくまで希望を伝えるもので、法的拘束力はありません。

よくあるご質問(Q&A)

  • Q. 葬儀費用はどれくらいかかりますか?
    • A. 葬儀の形式や規模、地域によって大きく異なります。一般的に、家族葬で数十万円から、一般葬では100万円以上が目安となりますが、まずは葬儀社に詳細な見積もりを依頼することが重要です。
  • Q. 無宗教での葬儀は可能ですか?
    • A. はい、可能です。特定の宗教儀式を行わず、故人が好きだった音楽を流したり、思い出の品を飾ったりする「お別れ会」のような形式も増えています。
  • Q. 喪主は誰がやるべきですか?
    • A. 法律上の決まりはありません。一般的には配偶者や長男・長女が務めることが多いですが、ご遺族間で話し合って決めるのが最も良い形です。

最後に

お葬式の準備は、精神的にも時間的にも大きな負担が伴います。一人で抱え込まず、ご家族や親族と協力し、そして葬儀社の担当者を頼りながら、一歩ずつ進めていくことが大切です。故人を偲び、心に残るお見送りとなりますよう、このガイドが少しでもお役に立てれば幸いです。


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