葬儀屋さんの役割

お久しぶりです
色々とあり、姉妹サイトなどの更新、ITセキュリティの更新などで葬儀話題が減ってました。
さて、皆さんは葬儀屋さんの役割についてご存知でしょうか?

たまにいらっしゃいますが、40歳台の方でも葬儀に参列されたことがない人もいらっしゃるくらい今の日本は長寿高齢化社会です。中には、一度、小さいころおじいちゃん、おばあちゃんのご葬儀に参列されたことがあるが、あまり記憶にない方もいらっしゃいます。

そこで葬儀屋さんへの期待と役割についてのことを考えたいと思います。
皆さん、葬儀屋さんのイメージと言うのはどんなものがあるでしょうか?
そして、いざ身内のご葬儀になったらどうご自身は対応して欲しいかなどを考えたことはありますか?
たぶん、意外と、そのことを考えたことがないお方が多いかと思います。

人が亡くなったとき何をしてよいのかご存知でしょうか?
葬儀の手配をする前に、病院かご自宅でお亡くなりになった場合にて全く手続きが違うのもご存知でしょうか?
どこに亡くなった人をお連れ帰るか決めていらっしゃいますか?
葬儀の日程は誰に主導権があるのか?

たくさん疑問があるかと思います。

まず、ここで知って頂きたいのは葬儀屋さんも葬儀のプロではありますが、百科事典ではありません。そこの風土風習は知っていても、他の地域の風土風習を熟知しているとは限りません。葬儀も所変われば品変わるので、意外としきたりが違ったりします。
葬送儀礼だけではなく、地域のおもてなしや、お焼香の順番ですら、変わったりします。

一つ、ご自宅で亡くなった場合、掛かり付けのお医者さんはいらっしゃいますでしょうか?
いらっしゃらない場合は大変なことになります。実は、法律上だと検案または検死解剖になることさえあります。それは、その死因に不審なことがないかを確かめるためです。
つまり、警察が入ります。
掛かり付けのお医者さんがいて、死因が明らかになっている場合は、そのお医者さんに死亡診断書を書いてもらいましょう。これにて、事件性がなくなります。しかし、お医者さんが少しでも死因に疑いを持てば警察に通報する義務があり、調査が入ります。

病院で亡くなった場合は、医師が死亡宣告を致します。
それでも、死因に疑問があれば(救急で運ばれてきた事故などの場合)は警察が入ります。
しかし普通に入院されていて、亡くなった場合は、例外でない場合は死亡診断書を書いてもらえます。

次にどこに連れて帰りますか?
ご自宅に安置するところはありますか?
なければどこか、安置所または葬儀屋さんに預けますか?
その確認なども必要です。
意外と、遺族でモメる原因でもあります。
よく、葬儀屋さん、なんとかしてくださいとお願いをされますが、ここは葬儀社が入る余地はありませんので、お帰りになさる場所はご遺族で決めてください。

葬儀の日程については、基本的に菩提寺のご都合です。
しかし、遺族と菩提寺の都合が合わないことがしばしばあります。
葬儀は儀礼でもあり、僧侶(宗教家)が本来なら都合を優先しますが、社会的にどうにもならないことがあります。更に、僧侶の都合でどうしても来れないとか言うこともある場合は代打を立ててもらうこともあります。つまり住職が来れなければ副住職にお通夜だけを任すとか、同じ宗派のお寺を頼むとか(しかし戒名・法名は菩提寺が出す)などの対応もあります。

どっちもダメなときもあります。
この時は葬儀屋さんに頼むしかありませんが、戒名・法名は菩提寺に出していただくことが望ましいです。そうしないと、あとが大変なことになります(そのお寺のお墓に入れなくなることもあります)。しかし、その時は菩提寺と遺族と葬儀屋さんできちんと話し合ってください。葬儀屋さんの都合で勝手にお寺を紹介することはご法度です。
なので、きちんと菩提寺と相談してください。
通常は菩提寺が対応してくれますので、勝手に葬儀屋さんに同じ宗派のお寺をお願いしないでください。

葬儀屋さんは、その地域の葬儀のプロですが、皆さんの心のケアまで出来るとは限りません。
なぜなら葬儀の地域性があるプロではあるが、心のケアのプロでは無いからです。

 

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