そもそもSDGsってナニ?
それはテレビでもネットでもあまり見ないからか?
TwitterでもFacebookでもあまり見かけない用語なのでそれほど一般的に普及していない。
では会社などでは?
中小零細企業が多い日本では本当に聞かない言葉である。
朝日新聞社が2019年8月に東京都と神奈川県住まいの3000人にネットで聞き込み調査をしたら、認知率が27%だったらしい。
どうやらあまり学校でも教えてないらしい。
SDGsどころかミレニアム開発目標ですらないだろう(笑)
しかし、最も低かった年齢層は60歳以上の高齢者らしい。
そこには前神奈川県知事、現参議院議員の松沢成文さんや名古屋市の河村市長などもお祝いに出席されていた。実は私はその二人の間の席だったので驚いた。
そのパーティで挨拶をしていた人、一人にSDGsのバッジを着けられていた方がおり、「このバッジなんだかご存じですか?」と聞かれたので「SDGsのですね!」と答えましたら「よくご存じですね」と。
私はそれまで当たり前だと思っていたことで驚いたのは、名古屋では認知率が15〜6%だということでした。いや、それは本当に驚きました。
実は「葬儀社のSDGs」についてはすでに1年前にメモを取りながら私の中で温存しておいた。
このSDGsの課題が上がらなければ当分日の目を見ることがなかっただろうかと。
その状態だったので書かずにいられなくなった。
国連が2015年に定めたSDGsは17のゴール、169項目の目標(ターゲット)がある。
これが今までのミレニアム開発目標からバトンタッチした内容である。
詳しくは Wiki を見ていただければいいです。ここでは割合いたします。
前置きが長くて恐縮だが、ここが基本中の基本である。
では葬儀屋さんのSDGsってナニか?
17ゴールの中のうち13番の「気候変動」が葬儀屋さんに関係すると考えられる。
それはなぜなら葬儀社は車を多用する、ドライアイス(二酸化炭素)も利用する、火葬場の排熱の問題とエネルギーをかなり消費する。つまり、すべてが温暖化につながる項目であるからだ。
ドライアイス、一昼夜で10Kg〜20Kgを利用。
単純計算でそれを死亡者数(130万人)を掛けてみて、さらに保存日数も掛ける。
もちろん、ドライアイスを利用せずに保冷庫などに入れることもある。
保冷庫ですら電気で動いている。
その電気は化石燃料で日本は発電し稼働している。
次にエコ葬儀をお客様に進めてはどうなるだろうか?
お客様には葬儀がエコだろうがどうだろうが知ったことではない。
つまりそこには付加価値が存在しないことがわかるだろう。
まして、エコ葬儀で葬儀料金が上がったとなったら本末転倒である。
再生紙を利用するプレミアム(サーチャージ)かよ?
ちなみに再生紙を作るのもエネルギーの無駄でもある。
こういうのは焼却炉で燃やしながら発電するのが一番である。
そうなるとSDGsの15番目のゴールの陸の豊かさを守ることに反する。
これからは新しい技術変革とパラダイムが必要だ。
大学ももっと緩くなり企業からの応援や提携ができやすくなるようにせねばならない。
今、変わらねばならないのは理解して欲しい。