葬儀屋さん、ここ注意して欲しい

葬儀の打ち合わせのとき、一番問題があるところがあります

葬儀屋さん、それわからな〜〜〜〜い!聞いてな〜〜〜〜い!

葬儀の打ち合わせは、相手変わって主変わらずです

つまり、喪主はいつも違う人がなっていると思ってください。
それが、どんな回数のご葬儀をその家族で出していたとしても。
我々葬儀社の受注担当者は毎日同じことを繰り返しているので、業務になっています。

実は、そこに落とし穴があります。

お祖父様のときはおばあさま、または後継ぎの息子さん(通常なら50歳代の方)が喪主を務めることがあります。お祖母様が喪主のときも多いです。
お祖母様のときのご葬儀は後継ぎの息子さんとか。
では、その次に誰が打ち合わせをするの?

下手したら、今まで葬儀の段取りで遺族や親族への世話をする奥様だったりします。
奥様はいくども横で葬儀の打ち合わせにいても、他のおもてなし業務で上の空だったりします。
まして、親族なんか聞いちゃいませんから!

さて、こういう場合、葬儀屋さんは何度もそのご自宅へお葬式をお願いされていたかとしても、相手は素人で初めての体験であると認識せねばなりません。

まして、葬儀の形態もかわっている時代でもありますし、お寺との付き合いなども変わっているかも知れません。そしてご家族の構成も変化していれば、先代が亡くなってから他の親族とのお付き合いも変わっている可能性が高いです。

そういうことがあり、そのまま葬儀の落ち合わせをすすめるとクレームになるんです。

ちなみに、葬儀屋さんの家系に生まれた私の父ですら、祖父が亡くなったとき慌てました。

「葬儀屋を呼べ!」と叫んでしまいました。

自分が葬儀屋だろ?って私が言って、父を落ち着かせてから、私が祖父を老人ホームへ霊柩寝台車にてお迎えに行きました。
まして、一般人はそんな余裕すらないわけです。

葬儀屋さん、相手軸に立って、共感を得ながら葬儀の落ち合わせをしましょうね。

最後にクレームになりますよ!