Podcast Season 5 Episode #196
今日は:2024年 9月 10日です
とある調査会社によりますと、お葬式に関してマナーに自信がないという人が74%とのことです。
それは心配しなくていいから。
葬儀屋さんだって自信がないんです。
なぜならお葬式というのは地域に根付いた文化で、川を渡ったらご法度なローカルルールとかかなりあります。
例として、約30年近く前に私が結婚し、妻の父が亡くなって大阪で葬儀を営むとき、喪主である義弟に「住職が来られたから挨拶に行こうか!」って伝えたら、葬儀社の担当者が「和田さん、NO!淀川の内側はアカンねん!葬儀が終わってからがマナーなんや!」って。
妻の家族は古くからお付き合いのある勝手知っているお寺さんだったから、いいかと思ったら、その地域のしきたりとして、そうはいかない。
色々とありますね。
そんなところで、先月末のエンディング産業展で一緒にマナー講師をお連れしながら営業に回りました。
さて、冒頭で説明した通り、お葬式は地域によって文化が変わります。
その文化とは何かを考えたらキリがありませんが、そもそも「村社会」から始まっています。
葬送文化を長年研究してきた我が身としては(葬儀の文化を研究する日本で唯一の学術団体、日本葬送文化学会の副会長まで務めました)一般マナー講師に「待った!」を掛けたいところです。
真珠業界の陰謀とも言える(これを言ったら元妻の実家が神戸の真珠卸業なので半分否定に入るのですが)、日本のジュエリーとして真珠を普及させたいがために、結婚式だけならず、葬儀にもというアクセサリーを紹介してきました。
本来は真珠は「ナマモノ」であるために、昔はお葬式ではご法度でした。
これは精進落としのあとに。
つまり浄土真宗以外は四十九日の法要が終わってからということでした。
今は葬儀でのアクセサリーとして身につけていますよね。
ちなみに、私は当時義弟に作ってもらった高級な真珠の数珠を持っています!おい!(笑)
実際、最近はお葬式に参列しないので、なかなか出番がないので、どこに置いたらやら・・・
その中で、葬送文化は地域に根付いているので、30年 近く前、当時義父が亡くなったときにお葬式をどこでやるのか・・・
加納会館で施工することになりました。どの加納さんの会館でやったかは記憶にないのですが、淀川の「内側」でした。
親戚一同とも勝手を知っていて長年お付き合いあるお寺さんが会館に来られたので「義弟と一緒に住職へ挨拶へ行こう!」って言ったところ、葬儀社の担当者が「和田さん、アカン!淀川の内側ではそれはマナー違反や!葬儀が終わってから。淀川の外側ならえぇんや。」って言われて驚きました。
川が文化の結界だったのか!
つまり、地域によって葬儀の習慣が変わります。
神奈川県でも三分割されているのに気づきました。
横浜・川崎・相模原、湘南・横須賀を大きな一つとし、国府津から小田原方面、そして三浦半島。
しかしこれらは文化の違いでマナーの違いとは多少異なります。
マナーというのは、服装、挨拶、時間厳守、宗教観念に関わります。
会社帰りで突然の訃報を知り、どうしてもお通夜に駆けつけたかったりした場合、「黒の腕章」をつけたりし、喪に服す表現もあります。
お焼香は何回とよく聞かれます。実際、1回でも3回でも、頭上にお香を持ち上げてもいいのではないでしょうか。
お坊さんは抹香入れから香炭に抹香を移すだけであまり大げさな仕草はしませんが。
服装は派手なのを避ける。
やむを得ずは腕章を入手するなどで喪に服している表現をすればいいだけです。
実際、昔から言われている、遺族・親族(二親等まで)としては結婚式や入籍、お祝いごとや新築祝い、年賀状の交換、お正月行事なども控えることもあるが、年賀状以外はほとんど枯れていると思ってもいいことでしょう。
それはもう無理な話になります。
葬儀のマナーとして、確実に抑えておきたいことは、静かに慎むということ、言葉遣いに注意すること、遺族への心遣いです。
香典の額ではありません。
実際、最近は家族葬ゆえにお香典のご辞退を伝えてくるご葬儀も少なくありませんが、お持ちいただいたものを無理にお渡しするのも、こちらから引き下げることもしなくてよいでしょう。
その場の空気を読むという日本人の優れた才能を発揮すればいいわけです。
「お葬式のマナー」は、地域や宗派によって大きく異なります。
大切なのは、場をわきまえて行動し、故人や遺族への配慮を忘れずに過ごすことです。
さて、次にエンディング産業展にて今回、初日の後半に私と一緒に元CAかつ元アナウンサーで現在、一般社団法人国際マナー協会代表理事の黒元美希さんと一緒に回りました。
一般的なマナーは、テーブルマナーや接客マナー、あとは電話での応対、新入社員や学生の場合なら就業活動のマナーなどがあります。
このような内容をお教えするお方です。

葬儀のマナーは地域差があったり、葬儀社の社員は葬儀の作法を体で覚えることによって身につくマナーがあります。
そのために、葬儀社の社員は葬送儀礼を先に学ぶ必要があるかと思います。
だが、最低限の一般的なマナーを知る必要があります。
そこで接客や電話応対マナーは必須です。
もちろん、葬儀の受付で「笑顔」で応対するのはご法度ですが、仏頂面もよくありません。
もしその研修が必要な場合、ネットで
「国際マナー検定」でご検索ください。
葬儀の細かいマナーを意識しすぎるよりも、心を込めて弔意を表すことが大切です。
今日のお話は以上です。
ご清聴ありがとうございました。
以上です
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