Podcast Season 5 Episode #217
今日は:2025年 1月 28日です
これまで何回か高齢者問題のお話をしてきました。
ここで、なぜお葬式が小さくなったのか考えてみたいと思います。
そして、葬送儀礼が失われたのか。

お葬式はマーケティングしづらい職業です。
今まではおじいちゃん、おばあちゃんが仕切っていました。
つまり家の長です。
昭和の時代は今ほど高齢化社会ではありませんでしたが、バブル崩壊後の平成時代になって医療進歩や仕事と健康への意識が高まりました。
人々の平均寿命は伸びましたが、今でも健康寿命との差は10年くらいの開きがあります。
これは厚生労働省のデータから読み取れます。
そして国としては、このギャップを狭めようと必死でしたが、そう簡単に狭まるものではありません。
おかげで高齢者は病院へ通うことに意識を持つようになり、健康維持の代償が社会保障制度への負担につながったと言っても過言ではありません。
人々が長生きしても、病院に入ってしまえば同じことです。
そして、長寿社会ゆえに病院で長い間、寝たきりになり、地域の葬送儀礼を次の世代に託せなくなりました。
要するに、今、90歳以上の方々が本来なら今の60代が若い頃に、お葬式の作法などを託すタイミングを失ってしまいました。
お葬式を日常的に体験はしたくはないけど、結果的に今までなら50代にもなれば、人生なにかと数回はお葬式を遺族・親族として体験していたのに、それがなくなってしまい、すべて葬儀屋さん任せになってしまったのではと感じております。
高齢化社会が悪いのではなく、社会全体がお葬式について考えなくなってしまった時代が長く続いたことで、忘れられてしまったとも言えるでしょう。
そして、バブル崩壊後、人々はがむしゃら働いても暮らしはどんどん経済の落ち込みで、一緒に落ち込んでしまい、「死に仏」よりも、今の自分たち、「生き仏」のほうが大切になりました。
もちろんです。
一言で「背に腹は代えられない」時代に直面しました。
葬儀屋さんとしては非常にやりづらい時代に突入したことは言うまでもありません。
こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイイーワイの和田でございます。
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。
あの世への旅です。
今日のお話は:茹でガエルにならないための、
今後の葬儀屋さんの集客とブランディング戦略です。
では、行ってみようか!
今、当社は葬儀・葬送ビジネスという特殊な業界において、いかに効果的なマーケティング戦略を立て、顧客にサービスを届け、そして競合の中で生き残るかを考察しています。
中心となるのは、「認知度向上」「ストーリーテリング」「差別化」という3つの要素です。
その中で、認知度向上の重要性、対面コミュニケーションの重要性、告知の難しさがあります。
ディレンマとして、人に知ってもらうために人を集めたいが、知らない人のところには人は集まらない。
そこが広告の力でありますが、どうやって認知度を高めるか。
昔はタウンページや新聞折込広告を利用していました。
私もNTTタウンページ営業担当者と話し合っていて「和田さん、みんながカラーにしているから御社もカラーにされたら?」と打診を受けました。
当時、うちは1ページ広告を出しておりました。
正直なところ、金額的にも冗談抜かせ!という感じでした。
そもそも、全員がカラーならうちだけモノクロなら目立つじゃない!って。
タウンページ担当者もはっ!と気付いたようでした。
今なら迷わずGoogle広告ですよね
今、広告の種類と言えば、真っ先にウェブ広告(FBやXなど)、メール広告、動画広告、マス広告、セールスプロモーション広告など、多様な広告媒体があります。
次に告知期間の重要性があります。
いつから始まって、いつ終わるか。そして、その準備期間です。
人集めをする場合、余程のブランド力がない限り、通常は3ヶ月前から仕込みを入れる必要があるとマーケティングの世界では定説でしたが、今は市場がコロコロ変わるので無理でしょう。
インフルエンサーや芸能人の活用などがありますが、ご存知の通り、一つ不祥事を起こしたりすると、炎上します。
葬儀社の認知度向上策もあります。
お葬式をすることで不特定多数の人に足を運んでもらい、そこに式場があることを認知してもらいます。
- 看板や広告を出す。
- 自社セミナーを行う。
- 貸斎場的に施設を外部に貸し出すこともいいのですが、利害関係がある場合は非常に注意する必要があります。実家は品川区の式場で大きな失敗を経験しています。
- MEO(マップエンジン最適化)の重要性もあります。 地域での認知度向上のために、Googleマップの地図情報を最適化することが重要です。
- 更に空間づくりでイベント告知で人を集めた後、快適な場所を提供することで会葬者を魅了することが重要です。
認知度向上には時間がかかります。
地域密着型の戦略が重要です。
そして、何よりもオフラインでのコミュニケーションを重視します。
更にお客様一人ひとりのご葬儀に、故人のストーリーの展開も必須です。
マーケティングにおいて、単なる「話題」だけでなく、人の心に響く「ストーリー」が不可欠です。
それにより、より温かみのあるご葬儀を提供することが可能です。
ストーリーというのは人の興味を引く要素です。
人は知らないことに興味を持ち、「なぜ?」と問いかけます。
ポイントは魅力的であることで、結果的に感情に訴えることです。
遺族から話を伺って、開式の10分前のタイミングで結婚式みたいに心に残る故人さまのご紹介などをされてみてはいかがでしょうか?
そのデッドタイム、まさしく死んだ時間は会葬者の方々は手持ち無沙汰で何していいのか戸惑っている時間です。
重要なポイントは、感情に訴えるストーリーテリングが効果的であることを理解することです。
明確なメッセージとオチを用意します。
葬儀社は物語を語る能力を磨くべきです。
そもそもお葬式がアフターコロナにてコモディティ化したと言っても過言ではありません。
そこに立ち向かう場合はインパクトが必要です。
ブランド力の過信にも注意です。気づいたら裸の王様または茹でガエルになっている可能性もありますので、周囲からアンケートを取ることも重要です。
小さい会社はともかく、少し大きくなるとスタッフはただの作業員であるかのようになります。
同様に上の人たちも、残念ながらスタッフをそういう目で見るようになります。
鶏と卵の関係に近いのですが、きちんとスタッフを巻き込めるように、自分の仕事は会社全体につながることだと意識をもたせることが重要です。
会社側も雇われ側も、一つの大きな船に乗って移動していることを自覚させて、互いのベネフィットを伝えるように致しましょう。
すると、お客様へのベネフィットもより良く見えてくるかと思います。
コモディティ化した市場では差別化は当然ですが、会社から遺族への心遣いが重要ではないでしょうか。
今日のお話はここで終わります。
本日もご清聴いただきありがとうございました。
また来週をお楽しみください。
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