米空軍葬儀技師が30分でエンバーミングで歴史に名を残す

エンバーミングというのは「遺体腐敗処置」のことをいいます。
簡単にいうと血液を抜いて、防腐剤を入れます。
私はエンバーマーではないが、確か方法としては「静脈」から入れて、「動脈」から抜く。
血液の流れの逆をするわけです。

今回は米空軍で有事がおきたときに故人の尊厳を守り

きちんとエンバーミングをする方法を確立したということです。

なぜこれが必要かというと、野戦病院での処置です。

元記事がライアンさんのこちらです:(私、7年前にNFDAで彼にお会いしています!)

https://connectingdirectors.com/71436-air-force-morticians-master-30-minute-embalming

Google 翻訳をさせましたが、イマイチなので修正します:

先月、一時的に間に合わせの遺体防腐処置室に改造されたミシガン州の倉庫で、空軍の専門家チームが前例のない偉業を成し遂げた。戦場という厳しい環境下で、戦死者に対する尊厳と敬意を保ちながら、30分以内に遺体の防腐処置を終えた。

現場の現実

エンバーマー、遺体安置専門家、そして牧師からなる空軍遺体安置業務(AFMAO)チームは、
2025年8月25日、ミシガン州北部のキャンプ・グレイリングに初の遠征遺体安置所を開設し、
歴史を築きました。

これは訓練として行われたのですが、通常「倉庫」というのは換気が悪いところであり、
しかも防腐剤はすぐに気化し生きた人間にはよくないものです。
今だからこそ、ホルマリンは利用しませんが、やはり換気が整ったところで作業せねばなりません。

条件が悪いところで、ガスマスクなどを着用し、エンバーミングを施さねばなりませんでした。
優先度を決め、更に故人の尊厳を守る(さすが米軍)、
そして廃液、感染症、その他医療的な課題をクリアする必要がありました。

「30分でエンバーミングを行うというのは、あまり知られていません。葬儀屋や葬儀技師にとって、エンバーミングは通常、衛生、修復、そして保存という3つの要素に重点を置いています」と、アメリカ陸軍の退役軍人で23年間の死体ケア専門家であるダニエル・ウィルク氏は説明する。彼女はさらに、遺体が見られない可能性が高い、大量死傷者が出る作戦状況では、「修復はそれほど重要ではなく、保存が最優先事項でした」と付け加えた。

この訳を読んでいただいてもわかるように、戦場では痛いの損傷は激しいこともあり、修復が困難なことがあります。
その場合、修復よりも、「衛生」、「保存」と「保全」を優先します。
もちろん、死者への尊厳は保ちつつです。

もっとも厳しい状況下で30分内でエンバーミング、そして全身を一つにまとめることは不可能ではないという証明でした。

今後、AFMAO(Air Force Mortuary Affairs Operations )はこれを移動処置部隊を結成するとのことです。
そもそも、エンバーミングが発達したのは南北戦争ではじまり、ベトナム戦争で技術が発展しました。
そして、21世紀の今で「高速処理」ができるようになったのは、訓練と装置の進歩があったからでしょう。

F1のピットタイムが年々短くなっているのをご存じでしょうか?
それと一緒です。
1990年には9秒、今は1.8秒!
超訓練の賜物です。

それが米軍の遺体処置スペシャリストたちです。

ちなみに日本のエンバーミング件数は昨年2024年で82,068件と報告されています。
実際、1988年は191件。
年々上昇しつつあります。

この時事通信社の記事のロバート・ホーイさんは私の友人です。
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202303embalming-team

統計はFIAT-IFSA (日本遺体衛生保協会)です。
https://www.embalming.jp/

読売新聞記事
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250904-OYT1T50073


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