Podcast Season 5 Episode #206
今日は:2024年 11月 18日です
AIに関して岸田政権はOpenAI社を招いたときに過剰な法整備をせずに安全性と革新のバランスの約束をしたそうで、英語圏以外にOpenAI社は日本を選んだという話があります。
実際、どれだけのお金が裏で動いたかもわかりませんが、先進国の中で日本は今、AIに関して世界一自由な国でもあります。
法整備がされていないなどとメディアが言ってますが、著作権や個人情報の利用に関してとかはわかりますが、欧米みたいにポリコレ案件を用いるとコミケすら運営が危ぶまれるかと私は思います。
まして今年の8月2日、AIに関する有識者会議の初会合で新たな法規制も導入検討も含めて必要な制度を検討すると発言はしていますが、イノベーションの促進と両立させねばならないと自民党は理解しています。
そして技術に「取り残される」のと「あえてやらない」のは大違いで、メディアはアメリカの企業ですら、なぜAI開発に日本を選んでいるのかメディアは理解していないかと思います。
今日のお話は:葬儀の現場とAIの活用
昨今、生成AIが話題になっています。
実際、ハイプ・サイクルで言えばこれから落ちていくところです。
その中で、私みたいに小グループに現場で活用できる究極の生成AIの使い方を教えている人は少ないだろうと。

葬儀の現場ではすでにAIにて遺影づくりができます。
私が25年前にはじめたデジタル技術を駆使して、写真を暗室から明るい事務所(「明室」とでも呼びましょうか)で作れるようにしましたが、今では事務所どころか、電車の中ですらケータイで遺影を作れてしまう時代になりました。
しかもこの3年くらいで!
ありがたいのかどうかは・・・いや、ありがたいです。
CANVAさん、ありがとう。さらば、フォトショップよ。
ちなみに私自身がいつフォトショップを立ち上げたか・・・
週に4日くらいはAdobe Premiere Proを立ち上げておりますが、ちょこちょことした画像はCanvaですね。
4年くらい前から、私の友人で茅ヶ崎の浄土真宗本願寺派の来恩寺副住職が加山雄三さんの音声をAI化しようと試みています。あの当時から私は現在四谷に移転したクリスタルメソッド社の生成AI営業顧問をやっており、生成AIの可能性を追求していました。
https://www.screens-lab.jp/article/27057
実際、公式にバーチャル若大将のYouTubeチャンネルもありますが、2年前から更新が途絶えたままです。
これも当時最新AIを活用し、加山さんの声や表情を再現し、永遠に芸能ができるように作られたようです。永遠に若大将ってことですね!
今、葬儀社がAIを活用しようとしています。
だが、どのように使っていいのか迷っているかと思います。
遺影を作成することからはじまり、Excelのデータを並べ直す、自分の地域の状況を解析する、チャットボットとして活用するとかもあります。
何しろ死亡者数は増えていますが(今年は160万人を超える予想)ですが、葬儀会館が昨年から増えて、1会館の平均稼働率が下がっているはずです。
これは船井総研が年々まとめているデータに現れております。

綜合ユニコムの調査では2023年だけでも新たな葬儀会館が334カ所増えたと報告しております。
多死社会ビジネスに乗り遅れまいと葬儀社が軒並みに会館を建てたりしています。
「新たに」建ててなくても、コンビニを改装して会館にしているところもありますし、今まであった大きい式場を家族葬ホールへ改装しているところもあります。
うちの近くでも茅ヶ崎徳洲会総合病院の隣りにあったセブンイレブンも葬儀会館、土曜日に訪れたつがる市の木造駅近くのファミリーマートも葬儀会館になっていました。
このコンビニは昨年も利用しており、交差点の目印だったのですが、真っ暗だったのでよく見たら葬儀会館に変貌。
その中で、葬儀社がどれくらい生成AIを活用できるか。
「生成AI」ですから、作り出すことを意味します。
これは学習された内容や公になった情報を活用して新たなものを作り出す技術です。いわゆるディープラーニングでもあります。
知らないことは作り出せません。

まずホームページですが、AIにてSEO対策が可能です。
AIがコンテンツを作成します。
実際AIが作り出した葬儀社用のコンテンツはかなりレベルが低いのですが、作られたコンテンツに関して、読みやすさや効率化、キーワードの測定などに活用できます。だが限界もすぐ見えます。
一つの限界は、葬儀業界の情報があまりにも少ないのと、非公開情報が多いので、生成AIを利用しても会社のブログや広告づくりが難しいことです。つまりAIライティングは非常に難しいということです。
AIは葬儀業界の地域差や地元ルールなどを理解していません。
地元ルールなどは表記がないので検索されないことが多いのです。
今でも普通に利用しているCopilot含むChatGPTは専門性に欠けています。Geminiも例外ではありません。
では、この生成AIに何をやらせばいいのかと。
そもそもサービス業全般において深刻な人手不足の時代です。
コンビニは外国人留学生なしでは廃業になります。
接客業こそ業務効率化が大切で、急務です。
葬儀社は大手がM&Aでどんどん巨大化しています。
前述にお伝えした家族葬ホールが昨年だけで334棟も増えて競争が過熱。
どうやったら差別化ができるのかが課題となります。
人がやらなくてもいい仕事の洗い出し。
非効率的な仕事をとことん排除したいが、コスト的にロボットを導入することができないことも多い。まして汎用ロボットでは対応できない。
ここでジレンマが生じます。

大切なことはAIは人が与えた以上の仕事はしません。
しかし思考速度は速いです。
与えられた業務に学習を入れて淡々と処理をこなすだけです。
最適なことはできませんが、考えてくれます。
ゆえにAIを導入したからと言って、人員削減ではありません。
そういう中で、葬儀社はどのようなルールを作ればいいのか。
一社一社の考えと悩みは異なります。
「これで全て解決する!」というものは存在しません。
中小零細企業が使えるとすると、AIよりもDX化です。
AIもDX化の中にはありますが、AIを用いる場所にも適材適所があります。
AIやDXの導入は「目的に合わせた適切な活用」が鍵であり、葬儀社ごとのニーズや地域特性に応じたオーダーメイドの対応が必要です。
そしてRPA(Robotics Process Automation)とAIを組み合わせることが必要です。
RPAは定型業務の自動化です。そこにAIを組み合わせることで顧客対応の品質向上を目的として活用します。
今までのオートプロセスで例外が出たとき、業務がストップします。
判断基準を設けてAIを活用することで、自動化がより進みます。
もちろん手書き文字の読み取りに対応し、伝票作成なども視野に入ります。
ここでRPA+AIはEPA(Enhanced Process Automation)ともいいます。一部非定型業務の自動化が可能となり、画像や音声、そして言語まで解析することまでできます。
実は、この仕組みは私がクリスタルメソッド社でAIにて板金の歪みや糸のほぐれを検知し、ラインから外すようなシステムの営業をしていました。
このように差別化を図り、AIは業務効率化を超えて顧客体験の向上や新しい価値提供の手段として活用すべきです。
日本は世界一自由なAI環境を持つ国として、その強みを生かし、葬儀業界も独自の文化と技術を融合させた、未来志向のサービスを構築する可能性があります。
葬儀屋さんの仕事は常にイレギュラーな事案が発生します。
理由は以前からお伝えしている「感動労働者」だから、相手は「人」です。
定型業務は経理の伝票くらいです。
葬儀屋さんの仕事のフロントエンドは人でなければなりません。
では、オフィスのバックエンドは?
一つはFAXです。
葬儀屋さんとしてはFAXが一番の課題だろうと。

FAXが未だ根強く活用されているのは葬儀の現場では文字の確認を怠ることができないからです。
定型書で届いた生花の注文を素早く読み取り、きちんと芳名板の札を作り、請求書作成まで自動化できるシステムです。
ついでに言えば、ステップメールを導入し、送り主へ自動案内メッセージまで送ることができたら便利です。
メガソフト社のStarfaxとMS PowerAutomateを使えばすぐに導入可能なことです。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/ai-builder/flow-text-recognition
ここで大切なことはAI OCRの導入目的を明確にすることです。
そして手書き文字認識が高いなどの機能と認識率を確認します。
やはり誤認識が一番厄介なことです。
SaaS版は金額的に中企業以上で月に数千枚のFAXが届くようなところではじめてペイするものだろうと。
SaaS版だと050番号が基本で、自社内でFAX機とFAX回線は不要となります。
今あるFAX番号の活用をされるならStarfaxとPowerAutomateで自社内で運営する手段しかありません。
こういうのはAI化もそうですが、先ほどお伝えしたように基本的にDX化です。
本日はここまでです。
ご清聴いただきありがとうございました。
以上です。
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