神経科学者が語る仕事のコミュニケーション

Podcast Season 5 Episode #218
今日は:2025年 2月 4日です

私がYouTubeでチャンネル登録している、とてもチャーミングなニューロ・サイエンティストのドクター・グレース・リー先生がおります。
ドクターは元神経科学者として、現在多くの会社経営者たちへコミュニケーション能力向上のコーチ及びメンターとして活躍しています。
そしてYouTubeにはフォロワー43万人以上の方々が登録されております。

https://www.youtube.com/@drgracelee


Season 5 Episode 218
コミュニケーション術の大切さ

その中で、ドクターは学位よりも大切な能力があり、それがほとんどのビジネススキルを司るものであると伝えています。
その能力は、コミュニケーション術です。

葬儀社に従事する人が社会のガラスの天井を突破する手段です。

コミュニケーションなしでは人は仕事はできません。
もちろん、誰かから仕様書を送られてきて、無口のままその製品を作り上げたりプログラムを書いたりして成果物を提出し報酬をいただくことは可能です。
しかし、そんな職人も、今では自分で他人との会話で仕事を得ねばなりません。実際、今では全てChatGPTみたいな生成AIにて他人とのコミュニケーションを取ることも可能ですが、それはマレです。

我々人間は、日々誰かと会話をして仕事も生活もしております。
一日、誰かと会話しない日があることもありますが、一週間でもそんな日が続くと、ほとんどの人が発狂します。

葬儀屋さんはサービス業の部類に入ります。
コンピュータ相手に向き合っているのではありません。
先週のエピソードで低価格コモディティ化した葬儀をどのように再ブランディングするか色々と考案いたしました。

まだお聴きでない方はぜひお聞きください。

今回もコミュニケーション術を活用した方法をお伝えいたします。

今日のお話は:コミュニケーション術がいかに大切か

では、行ってみようか!


どんなビジネスも人とのやり取りが必要です。

人との関わりがないと思っていても、どこかで人は介入します。
介入しなくて済むのはプログラミングで自動的に処理するものだけです。

今、死亡者数が多くなり全国的に火葬待ちが多くなっています。
葬儀場は足りているけど、ご遺体を処理する火葬場は足りていません。
そのときに、葬儀屋さんはどうお客さんに伝えるか。

火葬場だけが混雑?
スタッフは足りているの?
他にナンとかできないか考えます。

今、全国で火葬待ちが増えています。
場所によっては一週間以上の待ちは当たり前です。
葬儀屋さんとしては不可抗力ではある。
葬儀を営んでも火葬ができない。
逆にその日には火葬をやらないという選択肢もあり、後日に遺族の皆さんで火葬場に集まっていただくという手段もあります。
確かに遺族としては二度手間ではあります。
しかも、ご遺体保管の安置料が発生します。
それなら、火葬場が取れる日まで待つか、葬儀をしないという選択肢があります。

そのような交渉をするのはどなたになるのか?
そう、人間です。

ChatGPTやGEMINIとかではありません。

超高齢化社会において人と交渉するのはコンピュータではありません。
私も初心者に生成AIの使い方を教えており、ChatGPTとかGEMINIは賢いようではあるが、ただデータの組み合わせを網羅しているだけで、文脈は読めないよと伝えています。


そこには、人間力が必要となります。

ドクターGrace Leeがいうには、ブランディングとマーケティングには己のコミュニケーション能力が必須であると。
たとえ営業職でなくても、人と接するには会話が必要です。
言葉数が多いことがいいというのではなく、明確に相手に意図した情報を伝えることが重要です。

つまり、何を説明するにも「説得」ではなく「納得」が重要です。
営業マンが突然現れて、「この商品はいいですよ!ぜひ買ってください。」と言ってもあなたは買いますか?

買わないですよね。
まして自分が必要としていないものでしたら。


お葬式というのはそういうもので、もっとシビアです。
今の人たちはできるだけ簡素化したい気持ちがあります。
もちろん、中には盛大にご葬儀をあげて故人を見送ってあげたい人もいます。そのお客は本当に葬儀屋さんにも故人にもいい人です。

お葬式が売れるメッセージを作ることが大切です。

その売れるメッセージとは何かを探る必要が今の時代はコロナ前よりもずっとシビアです。

セールスというのは必要なものだけでなく、必要でないものを売らねばならないことを忘れてはなりません。


いくどもここでお伝えしていますが、誰もお葬式を出したくないのです。

火葬場に集まりたくないのです。
悲しみたくないのです。
そこを我々は商売として売っていくことが必要で、コミュニケーションスキルがものをいいます。
それは明瞭さと確信を持ったコミュニケーションとなります。
先ほど言ったブランディングとマーケティングには確信が必須というのは、おどおどした人からは信頼を得ることができないからです。
自信のないセールスパーソンからあなたは買ったりしますでしょうか?
悪い例ですが、詐欺師が堂々としているのはそういうことです。

常にプロフェッショナルな態度で接することが求められます。
また、葬儀屋さんこそ緊急時にも冷静さを保ち、迅速かつ適切な判断を下す能力も必要になります。

そこがあなた自身のブランドになります。
そして、マーケティングと言っても広告ではありません。
これは、あなたご自身が信頼を得たことによりプロフェッショナルとして営業が成り立つことだとドクターは言ってます。

あなたは常に「もの」(この場合、葬儀という役務)を売っていることを忘れないでください。
効果的にお葬式という役務を伝え、最終的に実行することにより、次に何かあったときにそのお客さまはあなたを頼りにきます。
それが対価としてお金が交換されます。

そして、決して説得でものを買わせてはなりません。
自分が子どものころ、親や兄弟に説得させられてやりたくないことをやらねばならなくなったのを思い出してください。
いい気分ではなかったはず。
自ら物事を進んで行ったことは「納得」から動いていたわけです。
それは、「説得」とは相手の論理と理由、「納得」は自分の理由と意思だからです。


次にビジネスの洞察力です。

自分のビジネスが「お葬式を売る」ことだとしたら、上から下までお葬式の流れを理解できてますか?

もちろん、それは序の口です。

お客様は千差万別で、その流れできちんと進みたいと思う人はいません。
まして、今は長寿の時代でお葬式を経験した人が少なくなり、経験したかとしても何年、いや何十年も前の場合でしたら何もわからないのと同様です。

そういう人たちに今のお葬式をどう説明したらいいか考えたことがありますか?
時代とともに変化するのが葬儀です。
変わらないのは頑なに葬送儀礼を守るとするお寺かも知れません。
そうは言いながら、お寺もだいぶ変わり始めましたよ。

お寺さんのビジネスとご自身の会社の葬送ビジネスを理解し、どう成長させるか考えたことがありますでしょうか?

お金がどう流れるのか、いつのタイミングで集金するのか、誰に集金するのかだけでなく、どのようにお客さんが喜んでお支払いいただけるか。
しぶしぶ払うのではなく、ニコニコです。

そして、忘れてはならないのは、オーナーとしてなら自分自身のビジネスは、いつビジネスを成長させ、どのタイミングで規模を拡大するかを知ることです。

霊柩車を買うタイミング、人を雇うタイミング、式場を直すタイミングや建てるタイミングです。

ドクターが指摘するには、自己内スキル、対人スキル、知的スキルの3つの主要なスキル分野があるとのことです。

自己内スキルは自己認識、自己影響力、自己統制の3つがあり、己を知ることで自分自身に影響し、セルフコントロールが可能となります。

対人スキルは明瞭且つ自信を持った会話力、己のブランディングを確立することです。

そして知的スキルはビジネスと財務の洞察力となります。

葬儀において、どれ一つも欠けてはならないものです。
皆さんも一度ご自身のこと、ご自身の会社について状況を把握してみてはいかがでしょうか?

AIで業務効率アップは入口です。
そもそも受注者から担当ディレクターに2時間も掛けて引き継ぎをしている会社や担当者は、会社を辞めてください。
船井総研の案内例でそのような会社が紹介されており、驚きました。
誰のためにお葬式を出そうとされているのか、その会社のシステム、どれだけ無駄なのか知的センスが問われています。


弊社では毎月一度ワークショップを開催しています。
マーケティングだけでなく、対人、多様性、自分自身を見直すことをやっています。ぜひお試しを。お葬式は色々な職業の中で一番マーケティングしづらい産業です。

だからこそ、この分野に携わる数少ない人たちが胸を張ってまちなかを歩けるようになってほしいのです。

まして、綺麗事しか見たくない、そして見せたくないソーシャルメディア大手のAIは死・葬儀・追悼・悲しみを排除していくのです。

皆さんが一日でも早く勝てる人、勝てる産業になってほしいからです。
あと、最後に自浄作用は必要です。
これが、今の葬儀業界に抜けています。
知的及び道徳スキルの欠如です。

今日のお話はここで終わりです。
ご清聴ありがとうございました。

以上です。


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