ぼったくりは三流。
顧客の心に残る「真の葬儀社」になるために
葬儀の本質は「記憶」を刻むこと。真のメモリアルプランニングです。
葬儀社(同業)の皆様、突然ですが質問です。
「あなたの仕事は何ですか?」
もし、この問いに対して「お葬式を売っています」と即答されたなら、厳しい言い方になりますが、それは三流の答えです 。 少し考えて「サービス(役務)を売っています」と答えたとしても、残念ながらそれは二流と言わざるを得ません 。
なぜなら、私たちが扱っているものは、もっと根本的で、もっと尊いものだからです。
今日は、多くの葬儀社が見失っている「仕事の本質」と、これからの時代に選ばれる葬儀屋の条件についてお話しします。
1. 私たちが扱っているのは「式」ではなく「記憶」
海外では葬儀を「メモリアルセレモニー」と呼びます 。
社名や商品名に「メモリー(記憶)」という言葉を使う会社も多いですよね 。
それなのに、なぜ実務となると「モノ」や「作業」を売ろうとしてしまうのでしょうか。
私たちの仕事の正解、それは「人生で最も大切な記憶を残すこと」。
すなわち「メモリアルプランニング」です 。
脳科学の分野では、人間の記憶は「イメージ」として残ると言われています 。
故人の記憶をどのように後世へ繋いでいくか。良い記憶も、そうでなかった記憶も含め、イメージをどう紡ぎ、遺された人々の悲嘆(グリーフ)をケアし、魂を救うか 。
その「イメージの連結」こそが、我々の本来の業務なのです 。
しかし、現実はどうでしょうか。
本来の価値を提供できず、単価の低下に焦るあまり、不健全な経営に走るケースが後を絶ちません 。
- 理不尽なノルマと罰金: 「契約が取れなかったら罰金」などという、労働基準法を無視した雇用契約 。
契約不成立は社員のミスではなく、会社と市場のミスマッチです 。 - 不誠実な価格設定: 必要のない高額なオプション(メモリアルボード等)を押し売りし、見積もりと乖離した請求書を作る 。
- コンプライアンスの欠如: ノルマのために口頭だけでエンバーミングの許諾を取るような違法行為 。
はっきり言わせていただきます。
このような経営をしている葬儀社に、未来はありません 。
お客様(遺族)のリテラシー不足に付け込んで利益を得ようとする姿勢は、自分たちで自分たちの首を絞め、業界全体を「末世」へと追いやっているに過ぎないのです 。
3. 選ばれる葬儀社になるために
今必要なのは、小手先の売上アップ術ではありません。
「顧客にとっての真の価値(=記憶)」を提供できる体制への転換と、それを正しく伝えるための「マーケティング」を学ぶことです 。
社員を疲弊させ、お客様を欺くようなビジネスモデルはもう終わりにしましょう。
弁護士や専門家を交えてコンプライアンスを遵守し 、堂々と「記憶」をプロデュースする。
それが、これからの時代に生き残る、唯一の「一流」の道なのです。
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