Podcast: アライアンス候補の分析は財務ばかりではありません

企業アライアンスは非常に難しいかと思います。
とくに葬儀屋さんは一匹狼なところがあるので。
だが、このご時世、一社ですべてを賄うことは不可能。
葬儀屋さんだって、生花店などと契約を組んでいたりします。
これはある意味、アライアンスなんです。
そこで終わりにしないでほしいのが今回のエピソードのお話です。

 今日は2026年7月14日です。
本日のお話は企業のアライアンス候補の分析です。

葬儀屋さんの場合、アライアンスと見ずに「下請け」という目線で見てしまいます。
これは非常に残念だなっていうのが。
そこは「うちが発注掛けているから下請けじゃないか!」って。
はい、はい、そんな見方をしていると、イザというとき「間に合いません」って言われて徐々に切られていくかもよ。
つまりサイレント・エグジットだ。
これは、業界が多忙だからです。

そうならないように、発掘先を見出したあとにやることがあります。
まず、アライアンス思考では戦略的に分析することが重要。

やりがちなのが、企業分析として「財務」ばかり見ていることです。
もちろんそれも重要ですが、財務が弱いという見方で終わると、育つものも育たたくなります。

企業のコラボではプラスマイナスゼロで終わってはなりません。
そこには「相互補完関係」という考えがあるからです。
6月5日のYEYのYouTubeでビデオメッセージでマッチングが大切だとお伝えしました。


そこで評価せねばならないのは、資金力以外に営業力、技術力、販売力、アイデア力、人材、生産力、ブランド、信頼、信用、機動力、そして会社そのものの意欲です。
そこで互いの評価をし、互いに相互補完できるかできないかを数字で表すことです。

大切なことは互いに弱みを補完することです。

葬儀屋さんがやっていないことは自社評価なのです。
今、申し上げた資金力も含めて、企業意欲まで入れた12項目を1から5を自己採点してみてください。
そして相手の会社も同様に、自分なりにやってみる。

マッチングしたときに、互いに見て、どう分析するかを照らし合わせる。
実際、これはコンサルタントの仕事になるのでしょうけど、そんな面倒くさい人を間に入れずに自ら話し合いをしてみてはいかがでしょうか?

あー、そんなのもやりたくない・・・
それは自ら経営を放棄している話になります。
それなら高い、アホみたいなコンサルタントと契約してください。

自社のナニが強く、ナニが弱いかを把握します。
「ペイン・ポイント」という概念があります。
痛みのポイントです。
つまり、困っていることです。

自社なりの目標があるはずで、そこを達成するにはどうするか。
これがペイン・ポイントです。
それを分析することが重要。

自社のアセット(資産=リソース)が何か。
RBVとSCPという概念もこの前、お伝えいたしました。
単純にいうとRBVは現状のリソース活用、SCPは外部環境。
詳しくは葬儀経営項目がありますので、ご参照願います。
リソースのバランスとどこで戦うかをアライアンス協議にて把握することが可能です。

次に相手に関しても、同じようにペイン・ポイントを探り出します。
そこは「相互補完関係」が重要だからです。
同じところで互いに戦っていてはリソースの無駄遣いだからです。

これを把握することで企業価値もわかります。
上場企業なら、これが相手先企業のプレゼンをすることで、自社の強みを表すことで決算説明会で株価にも響きます。それだけ有望な情報で、企業戦略に役立つのです。
逆に上手くいかなかったことの説明が自社のペイン・ポイントでもあることもわかります。
諸刃の剣ですね。

このような形で互いにシナジー効果を生み出すための戦略を建てることが可能になります。


今、葬儀社が必要なのは協力外注をパートナーと見立てることで、新たな気づきを設けることです。
互いに腹を割った話をしない限りは何も前に進みません。
このような話はトップどおしで行う必要があります。

ここでさらに重要なことは、小さい企業は、その意識があまり定着していないことです。
つまり、ベラベラしゃべったりすることが企業価値だと思っているところも。
秘密保持契約という概念がないからです。

まずは、「こういうことができます」「こういうことで協力願います」「このような方法で自社の葬儀を手伝ってもらえませんか」というアプローチが必要です。
実際、花屋さんのほうがそういう提案を葬儀屋さんに持ち込んでくるだろうけど、逆のアプローチをしてみてはいかがだろうか?

どんな事業も小さくはじめることが重要です。
先ほど申し上げたけど、間にコンサルタントを入れるのもいいのですが、互いのメリットとデメリットを把握しているところが重要です。

まず、フェーズ・ワンから条件出し。
フェーズ・ツーはこうしましょうと提案する。
フェーズ・スリーは具体的に話し合う。

このやり方でモメるとなれば、アライアンスは成功しません。
これが、やるか・別れるかの見極めどころです。
お金以外にも、見えない工数・手間などもテーブルの上に乗せることが重要なのはいうまでもありません。

これを無視すると、噛み合わなくなります。
あと、この仕組みをすべて1社のアライアンスでやろうとしてはならないのです。
あくまでも条件においてのWIN-WINの場です。

業務のフローが悪いと、頓挫することは明白です。
その場合、一旦、見直すことも重要。

最後に出口戦略も忘れてはなりません。
一番最初にどこで手を引くか。
どこで終わらせるかを把握することが重要。
この条件に達しなかった場合の最低防御ラインを設けておくことが必要不可欠です。

アライアンスありきで進めすぎると、目標を見失うので、そこにも注意が必要。
何を達成したいのか忘れてはなりません。
目的を明確にしておいてください。
あくまでも一つの手段であり、アライアンスを組むことが目的ではありませんので。

今日のお話はここまでです。
お届けは有限会社ワイ・イー・ワイ
死に方改革研究者及びあの世への旅のデザイナーの和田裕助でした。

以上です


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