感動労働者である葬儀屋さん

お葬式は誰が何のためにするのかを考えたことがありますか?
もちろん、それは弔いの意味もあります。
しかし、弔いは何のためにあるのか?
そして誰が誰に向けて行っているのかを。
それを考えない限り、葬儀は成り立たない。

YEY Business 葬儀社は感動労働者

葬儀屋さんは自分の仕事で、この状況を理解されていない限り、葬儀も弔いも必要ないことになります。

さて、ここで葬儀屋さんは「感動労働者」である意味はナンであろうか?
聞き慣れない言葉ですよね

まず、お葬式というよりも今の葬儀屋さんはどういうお仕事なのだろうか?
基本的なところは変わっていない(死者を葬り、弔いの儀を行う)が、作業そのものが変わっている。

注意していただきたいのはネット広告のトップで出てくる企業の多くは葬儀屋さんではない。
あれは葬儀屋さんモドキのブローカー作業である。
そうなると、今の葬儀屋さんもそうだよね。
つまり、祭壇や生花は花屋に発注、棺は棺メーカに発注、宗教家へ連絡、霊柩車は霊柩寝台会社、一番大切な人は人材派遣!!!

L(゚□゚)」オーマイガ!
あとはお客だけをどうするかだわ!!!!

 


つまり、葬儀屋さんは「人と人とのビジネス」なんです。

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感動労働者とは人々に感動を与えて、感謝される役務を提供する職業。
そこには人と人とのつながりを重視し、ビジネスを展開する必要があります。
もっとも大切なことは「対価の裏付け」で客がそれに対してきちんと支払いをしてもらうこと。
つまり、「集金力」です。

感動労働=Emotional Labor
感動労働者=Emotional Laborer

感動労働には感動救済が必要
The Rolling Stones の Emotional Rescue ですね。
つまり、提供側は何らかの形で相手を救うことが必要である。
それが葬儀社の役割でもあります。

ただ、飾って、手配して終わりってわけではいかないのです。
それを今まで平成時代にずっとやってきた葬儀屋さんがいたから今の葬祭業が崩壊したとも言えます。
それ故に、フューネラルビジネスフェアやエンディング産業展などが開催され、多くの人たちに葬儀業界を見てもらうようになりました。
しかし、ある意味では、一般社会が葬儀に目を背けていた問題もあります。

これからは、もっとオープンに、葬儀屋さんは聞き上手なければならない。
そこには失敗は許されない。

冠婚葬祭業界は失敗が許されない。
しかも、結婚式みたいにリハーサルはない。
葬儀は一発勝負であり、何かあったら100%リカバーする必要がある。

その中で、葬儀をしたくても出来ない遺族
葬儀をしたくない遺族、
葬儀をする遺族、
仕方なく葬儀をする遺族がいて、葬儀屋さんは対応せねばならない。