アメリカには葬儀社専門の銀行があります
NFDAのイベントへ行きますと、必ずLive Oak社がスポンサーとしています。
Live Oakなんていうと生きたクヌギの木だと想像します。
クヌギ・・・ひつぎ・・・
はい、そうです
柩の素材です
NFDAとはNational Funeral Directors Associationと言って、全米の葬儀社をつなぐ協会です。
そこで色々なセミナーを開催したり、産業展を開催しています。
私も1998年ころと2019年のイベントに訪れました。
まず、このLive Oak Bankは普通の銀行ではありません。
葬儀屋さん、火葬場、墓地運営専門に融資を提供する銀行です。
いわゆる農協銀行みたいなところですが、農協はちょっとインチキすぎる(本来なら「純」農家しか対応したらいけないのに、会員になった「みなし」農家にも融資する)。
なぜこのような銀行ができたかというと、とくにコロナ禍でかなりの葬儀屋さんが疲弊したからです。
だいぶ前から存在してはいましたが、大きくビジネスを広げてきたのは、コロナで葬儀社が大変な状態になってからでした。
更に一つの業界に特化することで、本当のニーズとビジネスのコンサルティングも可能となるので、食いっぱぐれというのか、融資の焦げ付きを最小限に抑えることが可能となりました。
つまり、葬儀屋さんの業務は普通の銀行はわからないわけです。
どこの銀行が、夜中の2時に病院からお迎えにきてくださいと言われて、すぐ飛んでいく会社がありますか?
タクシーだってそうはいかない。
その反応をするのは消防、警察、軍隊(自衛隊)ぐらいなものです。
そして悲しんでいるところへ打ち合わせし、ご家族を慰めている最中にビジネスの話をせねばならないタフさが必要。
世界中の普通の銀行員はそんなことは知らないわけです。
さらにここのLive Oak Bankの違いは、支店を持たない。
すべて一箇所で、オンラインで決済する銀行です。
https://connectingdirectors.com/67416-live-oak-bank
Thank you Ryan! Hope to see you again in the future at NFDA.