今日は:2024年 4月 30日です
GWに突入しました。
うちの地元の茅ヶ崎は大混雑ですが、どうも一部の地域だけみたいです。
しかも天気が安定しないですね。
葬祭業で人工知能を使うというのはチャットボットや司会のナレーションを作るってことではないんです。
その考えはものすごく志が低い。
実際、それしか思いつかないのかなと。
今日のお話は:AIを使ったお葬式のマーケティング(続編)です
5月2日に行うAI活用という内容は葬儀屋さんにはかなりのハードルが高いようで。
AIと葬儀で検索すると、私からしたら非常につまらない内容のことしか出てきません。
初歩の初歩なんですよね。
それで足りているのかな?
これからどうなるかを考えたことがあるのかな?
AIは敵にもなるし味方にもなります。
使い方次第なんです。
今、葬儀業界では二極化が進んでいます。

しかも、その二極化というのはいい方と悪いほうではなく、悪い方のフォークアウトです。
つまり、家族葬か火葬のみ(直葬)ってことです。
大きな式場を持っているところはかなりもてあそばせています。
家族葬の定義というがまた広いので、親族を含めた家族だけで4、50人いるところもいれば(つまり、一般会葬者なしだけで、その人数)または身近な遺族のみ(子どもたちだけで数人とか)。
実際、数人の場合は「火葬式」という形になるかとも思いますけど。
火葬式と直葬とはちょっと違うのは、火葬式は出棺前にきちんとお別れをするという儀式があります。
さて、その中で人工知能の活用をどうするかです。
LLMと呼ばれるラージ・ランゲージ・モデル型の人工知能は去年大ブレイクしました。
猫も杓子もChatGPTだ~!って言ってましたが実は数年前からこの話題が出ていました。
私も2019年くらいから触り始めて、2020年にクリスタル・メソッド社の営業を手伝うようになりました。
これこそ、人の言葉や感情を理解し、相手と会話する手段でした。
その後、飛躍的に技術進歩もあり、さらにスマホでも走らせるレベルのものまで昨今は登場しました。
そして今、葬儀屋さんが直面しているのは人工知能を活用したマーケティングと営業です。
これは営業ツールとして使うしかないのですが、どうやって使うかが大きな課題です。
色々なツールがあります。
どの人工知能を選ぶのか。
なぜそれを使っていいのか。
違いはあるのか?
使うのに費用はどれくらいかかるのか?
その内容を提供する場合、プライバシーに違反していないか?
様々な疑問があがってきます。
いや、上がってきたならまだあなたは正常です。
それすら考えず、勝手に機密情報や個人情報を入れて活用していたらコンプライアンス違反(その会社や組織にコンプライアンスがあるかどうかすら疑問)になる。
では、代表的なChatGPT、Google Gemini、MS CoPilotの活用を考えてみたいと思います。
どのAIも残念なことに、新しい会話をスタートすると前の内容をすっかり忘れてしまいます。
だからこそ、とくにChatGPTの場合は、設定のところで自分がどういう人物でどういう仕事をしているのかを予め入力しておくところがあります。
次にChatGPT自身の役割を伝えます。
それがペルソナですよね。
これで毎回伝える必要がなくなります。
そこで苦労したのが、どのAIも日本人の死生観、宗教観、一体感、そして民族感覚を理解していないことでした。
だからこそ、葬送ビジネスにて新たなマーケティング手法を考え出してもらうことができない。できることはどこかのサイトを提案する程度です。
それ故に浅はかなセールス手腕がたくさん出てきます。
次に大切なのは、葬儀社単体だけでこれからやっていけるのかどうかです。
これこそ、葬儀社はAIを使って提携先を探すことができます。
葬儀社が「誰に何を」売っていくかを提案し「どうやって」をAIが発見してくれます。
AIへ指示を出すのはプロンプトと呼ばれるコマンドです。
先ほど、自分が何者か、そしてAIの役割を伝えるペルソナ。
そして、最後に何をしてほしいかを実行してもらうプロンプトです。
プロンプトを用いてAIにアイデアを出させてもらうわけです。
場合によってはAIに「実行」してもらうという表現も使えます。
だが、実行というのは仮想の世界、バーチャルの世界においてのアイデア出しだったり解決策を提示していたりすることです。
最後はあなたが動いて「実行」することに意味があります。
つまりAIが提示したものはすべて「アイデア・プラン」であり「プラン」、つまり計画は「実行不可能」であってもいいわけです。
逆にこのプラン(計画)をもって戦略を立てることができます。
計画と戦略の違いは、計画はあくまでも計画であり、実行可能でなくてもいいわけですが、軍事的においても、企業においても戦略は実行可能でなければなりません。
事業計画を作ったあとに、どうやってその計画を実行するかが戦略で、戦略はゴールだけではなくゴールに達したあとも考え抜く必要があります。
さて、これを葬儀屋さんに当てはめた場合どういうことが考えられるか。
新しい斎場を建てたいとしよう。
融資をどうするか以前に、その新しいところ(マーケット)にそれなりの人たちが住んでいるのか、反対運動はありうるのか、平均年齢、平均所得、家族構成などがわかればありがたいところだが、あまりそういうデータは出回っていません。
しかし実は市役所にその情報があったりします。
その情報を取得し、ChatGPTにデータを入れて、あらゆる企業分析をし、仮説ではあるが、戦略を立てることができます。
そこから同じくChatGPTを利用して広告を作っていくことも可能です。
でも果たして、今、葬儀場を新たに建てることは正しいのだろうか?
現状をChatGPTに入れて、更にその周囲の葬儀状況や葬儀会社の数と企業規模、死亡者数なども入れて、聞いてみるのも大切です。
こういうところでAIが活用できます。
場合によっては互いに想像外の企業と提携する案が出てくるかも知れないし、葬儀場を建てる金額があるなら買収までもいかなくても屋号参加でブランディングする案も出てくるはずです。
これらがみんなAIを活用して分析が可能となります。
これがプロンプトエンジニアリングでもあります。
大切なことは一般人が知らないお葬式のノウハウをAIを活用してわかりやすい言葉で説明するかです。
葬儀業界はあまりにも複雑であり、その複雑さになれている葬儀屋さんがほとんでだからこそ、AIによって「翻訳」してもらうことが大切でしょう。
今の葬送儀礼や儀式はあまりにも不透明すぎるので戸惑う方も少なくないです。なぜそんな儀式をするのかを不思議に思う人々も少なくないはず。
そのような人たちのためにAI活用が重要なことはいうまでもないです。
何度もいいます。
まして、ナレーションを作るとかではありません。
このようなことはAIを利用しなくても十分できるのです。
AIを使う意味は誰とどうやってコラボするか模索したり、適切な販売ルートを効率よく探したりするためでもあります。
葬儀屋さんとコラボするところはどこがあるだろうか?
逆に葬儀屋さんに自社製品を売って欲しいという返礼品を扱っているところも多いだろうけど、それはAIを使わなくてもわかる話でもある。
ただ、売れ筋商品などを分析することには使えるだろう。
本当に売れている商品なのか、ただ在庫が余っているから売って欲しい商品なのか、その探りを入れることはAIでできる。
5月2日の説明会はそのような内容までは踏み込まないが、今あるAIをどう使っていくかの初歩の話です。
本日もご清聴ありがとうございました。
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