Podcast 2021年度 エピソード10 葬儀屋さんの自己紹介

こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬送ビジネスポッドキャスター 有限会社ワイ・イー・ワイの和田です
死に方改革研究者 及び 旅のデザイナー 、あの世への旅です。

今日は 2021年6月23日 です


前回のお話、エピソード9は「キャッチフレーズ」

そこにはセールスレターというのが続きます。
キャッチフレーズで人の心を捕まえて、タイトル、イントロ、本文、そして〆。

今回は、「自己紹介」です。

葬儀屋さんって人に自己紹介するとき、自分は葬儀社に勤めていますとか、単なる葬儀屋ですって言いがちです。
果たして、どれだけの人が「葬儀屋さんの仕事を理解しているか」です。

たぶん、皆無です。

葬送ビジネスポッドキャスターの和田です

だって、葬儀を執り行った人ってどれだけおりますか?

テレビドラマで見たって本当のことはわかりませんよ。
ドラマだと勝手にディレクターが葬儀屋さんのイメージを自分なりに作り上げてしまう、デタラメが多いです。見ていますととイラってしますが、仕方ないです。
こういうので私はTVを見ないけど。


さて、職業は色々とあります。
しかし、どういう職業なのか全くわからないですよね。
日本人が想像がつくのはお肉屋さん、八百屋さんとかパン屋さん。

それだって、お肉屋さんの中やパン屋さんの中では細かく担当が別れているわけですよ。

「私、サラリーマン(会社員)です」って答えるサラリーマンは自分の仕事を他人に評価されたくないとか、他人に知られたくないという気持ちも表しています。日本人は「匿名」が好きですから。
何しろ入国管理の手続きで職業欄の中に「サラリーマン(会社員)」という項目があったりしますから。
会社員でなければ「会社役員」か無職とか・・・

もう、それって仕事じゃないでしょ。

つまり大切なことは自分がエキスパートであることを見なす必要があるわけです。

今だからこそ「おくりびと」ですって言えるけど、それだけじゃ葬儀屋さんは務まらないわけです。

面倒くさいから「葬儀屋」ですと言ってしまいがちです。

「私は葬祭業の中で主に司会とお客様の世話をする係りです」とか「司会と霊柩車担当です」とか「祭壇を組む係りです」言えばもっと会話が弾むかとも思います。

実際、花祭壇を組むのはお花屋さんなんだけど。

そんなこと伝えたくない?

残念だな〜

世間は葬儀屋さんってどういう仕事をしているか全く理解していないんです。

YouTuber佐藤葬祭の佐藤信顕さんだって、佐藤葬祭の社長ですが、葬儀屋さんと言うだけで、佐藤社長の葬儀の仕事を本当に理解している人は同業者以外は少ないんです。

実際、社長だから、葬儀社の社長ですといえば済むことですが、世間は葬儀社の社長と言うことで思考停止してしまうんです。

エピソード8では「対話」が大切だとお話をしました。

対話で人の信用を得るからです。
信用がなければ、あなたのところにお客様はきません。

ですよね?

会話により、好感を持たれる要素にもつながるわけです。


自己紹介を普段から練習されるといいのは、お客様のところで、担当ナニナニですとスラスラ言えるようになるだけではなく、お客様も葬儀を自分任せにせずに、葬儀屋さんを信頼してくれるはずです。

そうすることで、葬儀を「売る」のではなく、利用障害のない、究極のサービス業である葬儀社の仕事を受け入れてくれるようになるでしょう。

つまり、葬儀屋さん、自分のプロフィールを考えてみませんか。
そこから営業は始まります。

今日のお話はここで終了です。


最後に少し私の本の宣伝を。

「死神と呼ばれた男」の本はアマゾンで絶賛発売中です
英語版も出版予定で、すでに、翻訳を書き終えてあり、本日序章を書き足して出版社へ送りました。
日本語版とはちょっと違うテイストで出版予定です。

乞うご期待!

今日のお話はいかがでございましたでしょうか?
葬儀社の社員、一人ひとりが会社の広告塔です。
人材は宝です。宝をより価値あるものにすることも、ゴミにするのも社長の判断です。
さらに大切なことは、葬儀社もマーケティングする時代です。

マーケティングは、単なるホームページを作ったり、チラシを配ったりするだけではありません。

SNSもありふれていますが、全てを使いこなしている人はおりません。
どれでも試してみるのがいいでしょう。


最近、人気が上がってきたのがこのような音声媒体を利用したポッドキャストです。

クラブハウスからの影響もあるかと思います。

今日のテーマは「自己紹介」でした。

次回をお楽しみください。

お届けは今のところ、日本でたった一人の葬送ビジネス・ポッドキャスターの和田でした。

ご清聴ありがとうございました。