Podcast jFuneral Season 3 Episode 40「飽和市場」(アイデアを形にする)

​​何度もこのポッドキャストでお伝えしていますが、葬祭業市場は飽和した市場です。
葬儀社から別れた人でなく、そこで未だに未経験の新規参入者がいるのも不思議です。

新規参入者は調査不足の会社が多いです。

なぜなら経産省から出している予想数字で、この業界は2兆円産業であるから。
多くが巨大資本を持つ電鉄会社とかで、建物などを所有しているところだったりする。

さらに徐々に伸びていると船井総合研究所などが出しているからだ。
実際、コロナ禍ではその真逆である。そろそろ予測を修正しませんかね?
どの葬儀屋さんに聞いても売上が落ちているまたは単価が落ちているというだろう。

では、なぜ新規参入者がいるのだろうか?

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こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイイーワイの和田です
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。
葬儀社以外に一般の人へもアイデアを形にするお手伝いのポッドキャストです

いつものイントロ

実は、この経産省や平均葬儀単価の数字だけが意味もなく独り歩きしているからとも考えられる。

さらに2035年から2040年には年間死亡者数が160万になるのと、高齢化社会だからという憶測です。

経済がよければ伸びているだろうけど、バブル崩壊後、この30年間、経済発展がない!

現在は老老介護で、100歳まで生きる時代。

いや、死なせてくれない時代だ。

Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

病気になって苦しんでいても、病院で人工呼吸器、胃ろうやらなんやらで栄養を勝手に体内に注入させられて強制的に心臓まで動かされる。

平穏死を迎えることができない時代です。

さて、その後が問題。
多額の医療費が亡くなったときに遺族に請求される。
保険もない?そんなの払えません!

80歳で保険が満期で、今まで残っていたローンとか老人ホームに入る頭金で使ってしまいましたとさ。
そんなところで高額なお葬式を出せるだろうか?
まして、この30年間は給料は変わっていないが物価が徐々に上昇している。

それどころか、超円安でガソリンから小麦粉、乳製品すべてが値上がりしている。
物流が値上がりしているからだ。
値上げしたどころで、メーカーが儲かっているのかというとそうでもないところが多い。

ポテトチップスの容量を見て欲しいです。
値上げとともに、昔と比べると量がどんどん減っています。

Photo by Terrance Barksdale on Pexels.com

さて、その飽和状態で勝ち抜くにはどうしたらいいのか?
飽和状態というのは、誰しも旨味を感じているから参入していることです。

普通の投資家なら尻込みします。

ここで勝つにはどうしたら良いか考えてみましょう。

一つは
アクティブな消費者がいるからそこを狙う
ある意味、イレグイ状態であるが薄利多売である

一つは
ニッチな市場を狙う
盲点というのがどの世界にもあります。
ここを狙うことが大切ですが、そこを見つけるのも大変です。

一つは
適正価格
いうのは簡単だが、適正価格の定義が適正でないことが多い。
砂漠で水を売るとなると、通常より高く売ることを考えます。

もちろん労力もあるが、普通は消費者の足元を見て暴利を得ることが可能です。
だが、飽和状態市場ではそれが出来ないのは言うまでもない。

競争相手が飽和でも、ある物品が足りなくても、自分がそれを提供できるなら勝てるわけです。
そこには適正価格がどういうものなのか考えてみたいです。

一つは
付加価値を提供
ちょっとプラスアルファだが、客が欲しがっていないものを提供しても意味がない。
何を欲しがっているのか、そしてその一部(試食)を渡すことです。

そして最後の一つは
顧客満足度の高い商品を提供する
ここで安売りをするのではなく、高額で、それなりのことをしないといけません。

安い価格で提供すると、安く買うしか集まりません。
そういう人に限って、商品価値や役務以上の要求が大きく、クレームになることが多いです。
日本でいう「金持ち喧嘩せず」ということです。


さて、ここでお葬式やお寺に当てはめることになるとどうなるか

葬儀市場はものすごく飽和状態である

Photo by NICE GUYS on Pexels.com

5000以上、もしくは7000から9000社が存在しています。

きちんとした把握が出来ないのは、以前にもお伝えしたが、搬送業者が葬儀を行っていたり、葬儀社の社員がコンプライアンス違反で自分でも直接請け負っていることもあるからです。
そういうのをたくさん見てきました。

これが葬祭業の実態です。

まして、単価は下がっているところで、火葬料が東京都内では上がっています。

消費者の負担が増えています。
そして、葬儀社の取り分はある意味減っています。

この市場で勝つにはデジタルマーケティングが不可欠です。
まして、市場が欲しがっているのは相互性のやり取りです。

つまりインタラクティブセッション。
しかし、チャットボットは敬遠されます。
それは、入力が出来ない人たちが多いからです。

Photo by Miguel Á. Padriñán on Pexels.com

電話一本でコールセンターにつながる。

そこから説明を受け、そして値段まで決まってしまう今の時代。
Google検索してトップに出てくるのが「広告」であることを大半が理解していません。

小さく「広告」と出ていても見落としてしまうのはなぜか?
そもそも、そんなことはどうでもよいからなんです。

最初に出てきたものを見て信じるのが動物の本能とでも言えよう。

鳥が殻から出てきた最初に見たものが自分の親だと思う(愚説)のと一緒でしょう。

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日本はまだまだですが、このようにポッドキャストを提供することも大切です。

私の場合、ニッチすぎて問題があるのだろうと。
一体どういう人たちがお聞きになっているのか知りたいけど。

大切なことは自分がこれから参入する、またはすでに参入している市場でどう差別化ができるかです。

ピーター・ドラッカーいわく、顧客は価値あるモノにしか支払わない。
つまり、先ほど言った砂漠の中の水を売る価値です。

これについてはまた別の機会に。


当社ではポッドキャストの収録もやっております。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。