Podcast jFuneral Season 3 Episode 07 「事業の流れを考えてマーケティング」(アイデアを形にする

葬儀・葬送ビジネス マーケティング ポッドキャスト シーズン3 Episiode 7 「事業の流れを考えてマーケティング」

マーケティングをする前の段階の話をすると、事業そのものを考える必要がある

事業というのはどういうものか再度おさらいしたい

事業そのものは大きさにより複雑さも変わるし、関わる人も変わってくる
それどころか、どこまで自社以外の人を巻き込むかなども議論になります

「アイデアを形にする作業」シリーズ

まずは 1. 企画から始まる
そして、2. 商品の開発
3. 開発したものを製造(つまりラインに乗せる)
ソフトウェアならその場で流通形態を考える
4. 出来上がったものを販売するのに、どう発表するか

つまりPRです
実はこれがマーケティングである

5. そして販売し収益を上げる

成功、失敗の結果はあとからついてまわる
これに関しては、「Podcast 2021年度エピソード23 成功した葬儀社」を聞いていただきたい。

こんにちは、今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス及びマーケティング ポッドキャスター 有限会社ワイ・イー・ワイの和田です
死に方改革® 研究者 及び 旅のデザイナー® 、あの世への旅です。

葬儀社以外に一般の人へもアイデアを形にするお手伝いのポッドキャストです

RodeCaster Pro

さて、ここで自社で何ができるか考えてみたい
事業というのは狙いがある
それは商品を売ることや特許を売ることだったり、
販路を拡大することや、単なる認知度を上げるとか、
シェアを奪うこともある


ソフトバンクがYahoo BBでルータを配ったのを覚えているだろうか?
しかもまだ未成熟のADSL回線1.5Mbpsの時代で。
多くの家庭では光ファイバーは高嶺の花だった時代に格安でYahoo BB電話とかも抱き合わせで販売した。
そしてシェアを奪い、当時のイー・モバイルまで買収した。
その前に、Vodafoneから回線を買い取り、携帯事業に参加をしたのも。
自前で作り上げるより、あるモノを買い取ったほうが効率がよいという結論に達したわけです。
その作戦で、色々と自社でできることが増えます。

では事業の流れについて単純に考えたいと思います。

Photo by Pixabay on Pexels.com

複雑に考える必要がないのは、葬儀業界はそれほど複雑な構造になっていないからです。
もちろん、取引業者はたくさんありますが、事業の目的は「葬儀を売る(出す)」ことだから。
事業計画は、経営者とスタッフ(社員)と銀行で見るところが違います。
それぞれの立場で何のためにと、何に役立つかの考えが存在します。


そして、前からいう「テーマ」

そこには背景、市場規模、優位性、実現製、将来性、そして収益性などが存在する。
マーケティングを考えると優位性をテコにし、実現性を構築します。
そして収益をもたらす。
更にその優位性というテコは他社にない隠れたレシピでもあることを忘れてはならない。

創業者や経営者が作る「テーマ」について、これはこの前のポッドキャストの会社の軸となるものである。

「テーマパーク」の「テーマ」である。

ディズニーランドの場合はミッキーマウスである
そのサポートにシンデレラ城があったり、マジックマウンテンなどがある。

Photo by Magda Ehlers on Pexels.com

「テーマ」には「ビジョン・理念・目的」が存在する。
これを明確にしておく必要があり、これがないと何も決まらない。
それが背景である


次に、市場規模を考えよう。
市場規模は単なる想定ユーザ数だけではなく、直接的な競合と間接的な競合を想定する必要がある。

例えば、LEGO社の場合、直接的な競合は類似品や偽物のブロックだったが、間接的な競合はテレビゲームだったり他の娯楽、今ではYouTubeなどもある。

Photo by Pixabay on Pexels.com

どれだけの人が自分の商品を買ってくれるだろうかというのを把握することは難しい。
これが日本語でいう、「取らぬ狸の皮算用」であるが、この仮説を明確にする必要がある。
そうしないと、銀行からおカネを貸してくれない。
もちろん、根拠が必要である。

そして優位性。
なぜ、自社が他社より優れているのかを明確にすることが大切である。
競合について調べる必要があるが、競合がなぜ売れているのか、または売れていないのか把握する程度でよい。
なぜなら、真似をしても、競合と一緒の条件ではないから同じようには軌道に乗らない。

そして生産方法においてコストなどを算出する必要がある。

製品が出来上がったら、どう売るか
売るには告知が必要である
仕掛けるには時間も必要

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大切なことはマーケティングにもおカネが掛かることを忘れてはならない。
社員一人ひとりに帰りの電車の中でFBやTwitterで宣伝しろって言っても、そうはならない。
いや、認知度を高めるためにそんなことする意味があるのかすらわからない。
(個人的には通勤中にそんなことをさせてはならないと思っている)。


新規事業で注意せねばならないことは、アイデア重視の製品は中途半端に終わることが多いのです。
アイデアが煮詰まっていないことが多く、販売ルートや告知が足らない(つまり、仕込みが足らない)のでストーリーが書ききれていない。

あくまでもストーリーが重要であることをここでも明記します。

そして、そこには売上に関する計画と利益に関する計画が必要になる。
売上に関する計画は、どの様に売るかである。

原価率を意識する必要がある。
そして利益に関する計画は単なる利益率を考えるだけではなく、色々な費用を考慮せねばならない。

つまり、売上→売上原価→固定費(人件費や設備の償却)→減価償却費→販売管理費→融資の借り入れしたなら借入返済金と利息→そして最後は所得税や法人税などの税金の支払いがあることを忘れてはならない。

企画段階で、サプライチェーンを含むマーケティングを考慮せねばならないことを理解していただきたい。

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葬儀社の場合、都内で言えば人材は派遣会社から、式場は借りられる(東京博善のは使えなくなるが、寺や自治体のホール、臨海斎場などがあり)、病院からのお迎えや出棺時の霊柩車は外注、会葬礼状、粗供養品、棺もオンデマンドで持ってきてくれる、生花祭壇も花屋さんが組み立てるから葬儀屋さんはほぼ何もしなくてよい。電話番ですら、コールセンターを利用する。

いわゆるブローカー業であることが多い。

そういう意味で事業の流れを考えた場合、都内の葬儀屋さんの場合は、どこに何を発注すればよいかを把握することが事業内容である。

しかし23区以外はそうはいかない。

葬儀屋さんの場合は、マーケティングは自分の地域を重点的にビラまきで足りてしまったりする。
あとは紹介サイトを効率よく使う。

さて、一般の企業だと人材を揃えることで可能だが、個人事業主の場合では、いくら良いアイデアを持っていても実現するには融資を得ることが難しい。
そういう場合はクラウドファンディングを使うのが最良ともいえるだろう。

今日のお話はマーケティング以前の「事業の流れを考える」でした。

ご清聴ありがとうございました。


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葬儀社というのは地場産業。
地域密着がもっとも大切な職業の一つでもあります。

八百屋さんやスーパーマーケットと変わらないです。

葬儀社の社員、一人ひとりが会社の広告塔です。
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さらに大切なことは、葬儀社もマーケティングする時代です。
マーケティングは、単なるホームページを作ったり、チラシを配ったりするだけではありません。

色々なSNSを使うことも大切ですが、もっとも重要なのは口コミです。
もちろんSNSを色々試して、自分に合うものを使い続けることがいいでしょう。

そして、ネットで集客するのに必要なのは「ランディングページ」です。
当社ではランディングページの作り方の講習会なども行っております。
ランディングページは会社や組織の責任者が作ることが大切です。
そしてランディングページはターゲットによって変える必要があります。

更に、アップルのガレージバンドやAnchor.FMを利用してポッドキャストの作り方の講習会も行っております。

そしてWordpressとAnchor.FMを使えば、ポッドキャストは簡単に作れるようになります。


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やはりスマホの普及でいつどこでも聞けるということが大きいでしょう。
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サムネイルで「死に方改革®」と「旅のデザイナー®」が表示されています。

次回もお楽しみください。
お届けは今のところ、日本でたった一人の葬儀・葬送ビジネス・ポッドキャスターの和田でございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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